Google ポリシーオフィスアワー 2023.1.26

2023年1月26日にGoogle検索オフィスアワーが開催されました。Googleの金谷さんとあんなさんが回答した内容のまとめです。

2023年1月26日に、Googleポリシーオフィスアワーが開催されました。

今回のポリシーオフィスアワーは、ログインが必要なページのコンテンツの話や、URLを変更した際の対処法についてなど、盛り沢山の内容です。

ドメイン貸しのコンテンツの評価

Q以前オフィスアワーでもご説明されていただかと思いますが、ドメイン貸しのコンテンツに関するGoogleの考え方をご教授いただいてもよろしいでしょうか?
Aいろいろなご意見があることを認識しており、その上で現在お話しできることはないですが、何かお伝えできることがあれば話したいと思っています。
ドメイン貸しとは?

ドメイン貸しとは、メディアや企業サイトのホスト・ディレクトリをSEO目的で貸し出す行為です。ドメイン貸しされて構築されたサイトは、「寄生サイト」とも呼ばれています。ドメイン貸しについてのリスクや手口については、以下の記事をチェックしてみましょう。

外部リンク 【続報】寄生サイトの営業は絶対に拒否すべし。グーグルも「全くお勧めしない」【SEO情報まとめ】

検索品質評価ガイドラインのアップデート

Q検索品質評価ガイドラインとして、新たにExperienceが含まれるようになりましたが、体験談の掲載に関して広告規制がされている医療分野の場合については従来通りEATでの品質評価となるのでしょうか?
また、他のYMYL領域で装用の解釈となるものはあるでしょうか?
A検索品質評価ガイドラインは内部資料で、rater(評価社)がどのように使っているかの中身については言及することができません。
サイトの表現内容が規制に関わるものであるなら、規制に従うべきです。
そもそもEATを考慮してコンテンツを作るとよいと思われますが、直接的なランキング要素ではなく、必ずしも上位に表示されるわけではありません。

スパムリンクの判断基準

Q昨今スパムリンクに対するアップデートが頻繁に実施されていますが、Googleはスパムリンクをどのような基準で判断しているのでしょうか?
Aスパマーに手がかりを与えてしまう可能性もあるので、お伝えできません。

スパムリンクの判定

Qスパムリンクをどのような基準で判断しているのでしょうか?また、検知した際は、自動で除外される仕組みですか?
Aリンクは、プラスの影響がないようにしています。そして、程度や内容によって、ランキングに影響があるような手動または自動の対策を行っています。

リニューアル後サイトが検索されなくなった

Qサイトのリニューアル時にGoogleサイトで作成し、ドメインに紐づけて公開していますが、検索されなくなりました。
SEOに必要なことも含め、コンソールにも登録済みですが情報も少なくどうして良いかわかりません。
A実際には、別サイトを作成したもので、サンプルサイトにも見えるサイトでした。
新しいサイトであれば時間がかかりますが、現在は検索結果に表示され始めています。

ログインが必要なページのコンテンツ実装

質問者
質問者

当社のサイトは、規制によりログインが必要なページがあり、これらのページは検索結果にも表示されないようにするために noindex nofollow を記述しています。ですが、ログインが必要なページにはキラーコンテンツが多くあります。

ここからは上記に関連した3つの質問についてです。

Qログインが必要なページにもdescriptionなどの記述は必要でしょうか?
Anoindexが入っているので、Google検索はその情報を扱うことはありません。その為、検索には不要ですが、検索だけでなく他サービスのためにあったほうが良いと思う。
Qnofollowは記述しないほうがいいでしょうか?
Aログインが必要な時点でGoogleがそのページをクロールできないので、検索という観点では、nofollowがついているかどうかは影響がない
Qnofollowを記述しない場合、該当ページからサイト内の他の関連性のあるページへのリンクを張ることはSEOの観点からも有益でしょうか?
Aログインが必要な時点でクロールできないので影響はないと思います。

noindex設置のページにdisallowを実装

質問者
質問者

私が担当しているWebサイトで、noindexが設置されているページにリンクが設置されています。10万件以上の大規模サイトなのですが、Search Consoleのページレポートにて、noindexによる除外の件数が多く、クロールとインデックスの効率が悪い状況です。

ここからは上記に関連した2つの質問についてです。

Qnoindexが設置されているページのディレクトリに対し、robots.txtのdisallowを設置しようと考えています。この場合、対応は正しいでしょうか?
Anoindexがついているページを、disallowにすることは問題ないと思います。
さらに言うと、noindexされているページへのリンク自体にnofollowをつけてみても良いかと思う。
Qnoindexのリンクが残っていても、クロールはブロックされるのでしょうか?
Aブロックされます。
disallowされることでnoindexが入っているのかわからなくなるため、indexされる可能性があるほか、クロールの効率性は上がりません。
disallow とは?

disallowは、「許可しない」の意味そのままで、robots.txtにクローラーの種類を指定して、そのクローラーが拒否したいファイルのURLパス(特定のファイル)をDisallowで指定して記述します。
記述したrobots.txtをサーバーにアップすることで、指定したクローラーがサイト内の特定ファイルを巡回しないように命令することができます。

Googleが選択した正規URLがhttpのURL

QSearch Consoleを確認すると「Googleが指定した正規URL」が、httpのURLでした。canonicalもsitemap.xmlもhttpsを記述しており、リダイレクトもかけているので、httpが正規URLになる理由が思い当たりません。何か設定したほうがいいことなど、何かアドバイスがあればご教授ください。
Aのケースでは。httpからhttpsへの移転が最近だと思うので、当初の対応が不十分だったことが考えられます。
現在はインデックスが進んでいる様子だったので、1,2か月様子を見てほしいと思います。

CDNのサブドメインがインデックスされる

QCDNのサブドメインがインデックスされてしまっています。301転送をかけているがインデックスが残ってしまい、正しいURLはインデックスされていません。100万ページ以上のインデックスしている大規模サイトの場合、クロールの割り当てに影響はありますか?
A現時点での影響は大きくないと思います。

URLを変更した際の適切な対処法

質問者
質問者

3年ほど前に一部コンテンツを別ドメインへ移転した為301リダイレクトをかけたのですが、検索結果ではいまだに移転前のドメインが検索にヒットします。

上記に関連した2つの質問についてです。

QこれはZGoogleの仕様としてしょうがないのでしょうか?
Aサイトの移転がうまくいっていないことが考えられます。
旧サイトのURLがクロールされることで移転が完了するのではないかと思います。
QSearch Consoleで「ページにリダイレクトがあります」として未登録扱いになります。扱いを無くす方法や、レポートに残るものは気にしなくて良いでしょうか?
Aリダイレクトがあるものが「ページにリダレクトがあります」となるのは仕様です。特に問題ではないと思います。

ニュースタブでのサイト名表記が実際と違う

Q同一ドメインで、ディレクトリごとに別サイトとして管理・運営しています。
サブディレクトリごとに分けたサイトでそれぞれパブリッシャーセンターに登録し、Googleニュース上では別サイトとして認識されていますが、Google検索結果のニュースタブではファビコン、サイト名表記とともに意図しない表示になります。ファビコンは、トップレベルドメインのものが、サイト名は別サブドメインのものが表示されます。
検索結果ニュースタブで、正しいサイト名が表示されるようにするための良いやり方はありますか?
A自然検索の話ではないので、担当チームに報告しました。

今回のGoogleポリシーオフィスアワー振り返り

次回のGoogleポリシーオフィスアワーは、2月9日(木)予定です。

期待して待ちましょう。

YouTube

この記事でご紹介の「Google ポリシーオフィスアワー 2023.1.26」の動画はこちらから見れます。

2023年1月26日にGoogle検索オフィスアワーが開催されました。Googleの金谷さんとあんなさんが回答した内容のまとめです。