例えば、.co.jp ドメインを日本で登録・購入しようと思った場合、最近はいろんな会社や組織から安価で買うことができます。
ですが、これには多少のリスクがあります。
とある会社で登録・購入したドメインが「突然使えなくなった。」という例も、販売事業者によってあるみたいです。
このように、ドメイン登録を手軽に行えるサービス・企業が増えてきましたが、レジストリ・レジストラ・リセラ と販売している事業者のポジション的なものが、大きく異なります。
この厳密なポジション的な違いを知らなくても、登録や購入は出来ます。ですが、登録・購入しようしている事業者が安全かが分かり、冒頭の一例で出た.co.jp ドメインを安心して購入できるところが分かったりと、得なことが結構あります。
そんなレジストリ・レジストラ・リセラについて、この記事では
- レジストリが何のことなのか。
- レジストラ・リセラが何のことなのか。
- jpドメインなど、狙っているドメインを安心して購入できる事業者。
がわかります。
ドメイン名は、世界に一つだけです。ドメイン名を検討中の方は、是非この記事で言葉の意味を知りドメイン名を取扱う事業者の検討の一つにしてください。
レジストリ・レジストラ・リセラとは?
レジストリは、ドメインのデータベースを維持・管理する事業者で、レジストラはドメインの登録申請・審査を行い、リセラは登録受付を行う事業者です。
例えると、レジストリはメーカーのDocomoで、レジストラは販売店。リセラは販売代理店みたいな感じです。
このように、それぞれ役割によってできることや、ユーザーに提供している内容が大きく異なります。
この違いをざっくりと理解した上で、レジストリ・レジストラ・リセラ の違いについて見ていきましょう。
レジストリとは?
レジストリは、登録ドメイン名のデータベースを維持管理する事業者で、基本的には直接ユーザーへ販売を行いません。
レジストリは、ドメインに登録されているデータベースを一元的に管理する必要がある為、.com .net .jp などのトップレベルドメイン一つにつき、それぞれ一つずつ存在しています。
レジストリの組織は、日本に住所がある組織・個人が使える.jpや日本語.jp を取り扱う株式会社日本レジストリサービス(略称:JPRS)。そして、.comや.netなどを取り扱うVeriSignです。
JPRS
JPRSは、2020年12月26日に設立20周年を迎えた組織で、国別コードトップレベルドメイン.jpで終わるドメイン名の登録・管理をおこなっている会社です。
JPRSが取り扱うjpドメイン全体の登録数は、2021年1月時点で162万件を超えています。
VeriSign
VeriSignは、2010年までは公開鍵証明書(所有者の個人情報を記したデジタル証明書)や、SSL(TLS)の認証局の事業も行っていましたが、今は.com 、.netなどのドメイン管理を主な事業としています。
VeriSignの2020年第4四半期の公式リリースによると、新規gTLD(ngTLD)ドメイン名登録総数は2,600万で、全体の登録数は3億6600万と圧倒的な数を誇っています。
VeriSignの2021年現在の従業員数が890名らしいのですが、どうやって管理してるのか想像できないす。
レジストラとは?
レジストラは、レジストリと登録者の間に入って、 ドメイン名の登録申請を受け付けたり、その申請内容を審査したり、 ドメイン名のデータベースへの情報登録を行ったりする組織です。
ユーザーがドメイン名を登録する場合、 レジストリではなくレジストラを相手に購入・登録のやりとりを行います。
ICANN認定レジストラ
ICANN(アイキャン)に認定されているレジストラは、レジストリと契約を結び、非営利団体ICANNが定める規約に基づき、十分な資源と意欲、技術、ビジネス能力を持っているドメイン登録業者です。 そして、Shared Registry System(略称:SRS)を使用してドメイン名の登録情報をレジストリとレジストラの間で、直接ドメイン情報を登録する事ができます。
ユーザーにとって、ICANN認定レジストラから購入・登録することのメリットは、レジストリからドメインを卸売価格で仕入れているので、安く購入できます。
ICANN認定レジストラは、メーカーから直で商品(ドメイン)を仕入れてるようなイメージです。
また、急に使えなくなることの可能性が低いことなど、安心して利用できることも大きなメリットです。
リセラとは?
リセラは、レジストラの下でドメイン名の登録受付業務を行う事業者です。
.com .net .org などのgTLDの場合はICANNから。 日本の .jp ドメインのccTLDの場合は各レジストリから認定を受けているのに対して、 リセラには特にそのような仕組みはありません。
さいごに
レジストリ・レジストラ・リセラーは、似たような言葉で紛らわしいですが、大きく違いがあったと思います。まとめると、
- レジストリは直接販売を行わない。
- レジストラは比較的安く、安心して利用できる。
- リセラーはレジストラの販売代理店。
です。かつ、ICANN認定レジストラのお名前ドットコムからの購入・登録が安心です。気になった方は是非チェックしてみてください。
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