ビジネスにおいて1は最悪の数字

ダンケネディのイラスト

マーケティングでは権威中の権威で、世界中の経営者やマーケッターにとって、極めて影響力の強いダン・ケネディの言葉です。

ビジネスには不測の事態は付き物ですが、それに対するリスクヘッジは怠ってはならないことを諭した意味です。

1であることの危険性

コロナ禍での飲食店が今、まさにこの状況です。

テイクアウトサービスを実施し盛況しているお店もごくありながら、大半の飲食店では提供する食事を作ることができても、お店にお客がこない為、9月の外食売上高(既存店)は、ファストフードと回転寿司の一部を除き、前年同月割れが続き、苦戦しています。

  • 集客する媒体が一つしかない。
  • 頼れる取引先が一つしかない。
  • 売上を上げることができる商品が一つしかない。

これはそのたった「一つ」が失われた段階で、ビジネスが機能不全に陥るというリスクがあるということです。

1を2に。2を3にして備える

このように1つになっているものはリスクが高くなってしまいます。

ですので、経営計画をたてるときに1になっているところがないかチェックするようにしてください。

1を2に、2を3にしながら、悪いものはやめて新しく追加していくのも会社を長く経営するためにはとても大切な仕事になります。

また、著書である悪魔の法則の、「ポジティブ思考で万事解決」のウソにも通じますが、ダン・ケネディは建設的なネガティブ思考で現実に備えなさいとも言います。

常に最悪を想定して1の次を、いつでも使える状態で用意しておきましょう。