LPは、ファーストビューでそのページの詳細を見る・見ないを判断し、ユーザーにそこからスクロールしてもらう必要があります。
当然ファーストビューのグラフィックとコピーでクリック率、反応率は変わり、せっかく良い商品、サービスを提供していても、キャッチコピーがユーザーにとって伝わりにくいものでは、そのページから離脱してしまい、逆に反応率の高いキャッチコピーをつくることができれば、そのページをより見てもらい、コンバージョンの確率も一気に増やすことができます。
キャッチコピーは、そのページの価値を左右するとても重要な要素です。
今回は、反応率を上げる9つのキャッチコピーの手法についてご紹介します。
広告文に正解はありませんが、広告文をつくるときに迷ったり、悩んだりした場合に参考にして、そこから反応率を上げるためにブラッシュアップもしていきましょう。
問題解決型
ユーザーが抱える問題や悩みを解決に導くキャッチコピーは、反応率が高くなり、ユーザーは問題を解決したい・今の状況をなんとかしたい・悩みを解消する方法はないか?を探し続けており、シンプルな解決方法や、手段を伝える方法は訴求力が高くなります。
「英会話上達法」で検索しているユーザーに対して、次の2つのようなキャッチコピーは、苦手な英語でも簡単に早く目標とする未来に届くような期待感が伝わります。
この問題解決型のポイントは、具体的な数字を極力入れて、どれくらいで問題解決に至るのかを明確にすることで、より効果を高めることができると思います。
ユーザーは、問題を解決するまでの金銭的負担や時間的負担などはなるべく少ないほうがいいと考え、「いくらかかるのか?」「どれくらいの期間が必要なのか?」を具体的に伝えることで、悩みを抱えたユーザーの注意を引くことができます。
提案型
ユーザーが検索エンジンで検索キーワードを入力する際、頭の中には今まで自分が得た情報や知識がベースとなった解決方法・手段を思い浮かべ、本当は別の解決方法や手段があるのにそれに気づかずに、ユーザーが知っている範囲の検索キーワードで探してしまうことが多くあります。
提案型のキャッチコピーはそのようなユーザーに対し、「実はこんな方法があって、ユーザーが知っている方法よりもいい効果があります」と訴求する方法です。
例えばダイエットで悩んでいるユーザーの多くは、痩せるために「腹筋のトレーニング」や「食事療法」が必要だと、ユーザーの多くが情報や知識として持っていますが、このユーザーに対して「サプリメントで痩せる」と訴求する方法が提案型の広告文です。
この筋力トレーニングや、食事摂生以外の解決策に気づいてもらえれば、新規ユーザー獲得の可能性が高まります。
欲求刺激
間題認識や、悩みを抱えている状態とは違い、なんとなく憧れている・いつかできればいいなと考えているレベルのユーザーに対しては、目的や期限を具体的に設定することで訴求力が増します。
例えば「夏に増えてしまった体重や脂肪の落とし方を伝えるダイエット方法」などを伝える場合が該当します。
欲求レベルが高まる時期に広告を見せるので、反応が少なくなることはなく、いろいろな雑誌でも、だいたい同じ時期にこのような特集や広告掲載が組まれることが多い為、反応率が高いことがわかります。
潜在的なユーザーを獲得するときは、ターゲットが普段何気なく思っているような欲求部分を刺激することで、効果を高めることができます。
行動禁止型
ユーザーは「〜してはいけない」「〜をやめてください」という禁止行為を伝えられると、反射的に禁止された行動をしたくなってしまうという衝動に駆られ、これはカリギュラ効果と呼ばれるこの心理的欲求を使うことで、反応率を上げることも可能です。
例えばYoutubeでの「絶対に家でしてはいけない」や、「口にしてはいけない」等、言われるとついしてしまいたくなる効果です。
制限をすることで、その行動を禁止されたユーザーはどうしてもクリックしたくなる感情が生まれやすくなりますが、注意が必要なのは、あまり感情を煽りすぎるような表現を行うことで反応率は上がりますが、期待を煽りすぎた挙句得られら内容が薄い場合は、期待を裏切る結果にもなるので、使用する際には十分注意しましょう。
簡単で便利なことを伝える
ユーザーはできるだけ苦痛や労力を伴うことを避け、なるべく簡単で楽な選択肢を選ぶ傾向があります。
例えば、以下のように料理が上手くなりたい人は1年かけてうまくなれる科理教室より、簡単ですぐに上達できる料理のレシピ本を選びやすく、キャッチコピーで伝えるべき内容は、具体的な数字を挿入しながら、その負担が軽減される、もしくはどれだけの期間がかかるのかを明確にすることです。
なるべく簡単で、しかも継続できそうな課題を見せることで、簡単で楽をしたいユーザーの興味関心を引くことができます。
ギャップを見せる
ユーザーの中には好奇心が強く、常識では理解できない、または把握しにくい結果や成果については知りたくなる習性があります。
その結果や成果について、ユーザー自身が悩んでいたり、不安を抱えているテーマであればなおさら反応し、例えば大学受験勉強法の場合は、以下のようなキャッチコピーの反応率が上がりやすくなります。
ギャップを見せる場合、この2つの書籍のように現時点での自分の立場や環境などが比較的よくない状態から、成果の到達点までの振り幅を大きく伝えることです。
常識では考えられない、受け入れがたい状況、環境から憧れる未来や結果が手に入る方法というのはたとえ受験生でなくても知りたくなり、こういったパターンのキャッチコピーはよく使われているので、1度は目にしたことがあるかもしれませんが、よく使われているということは効果があるということです。
ですが、当然誇大広告になってはいけない為、付随してそれを証明するような内容、記述が絶対必要になってきます。
ターゲットに呼びかける
ユーザーは暖味な呼ばれ方や、選ばれ方よりも、具体的な表現方法に反応しやすいもので、誰かよりもそこのあなた、今この本を読んでいるあなたなど、具体的で明確に書かれることで、つい自分のことだと認識して反応しやすくなります。
キャッチコピーでも同じように抽象的な表現ではなく、具体的かつわかりやすい形でユーザーに呼びかけることが反応率が上がりやすくなります。
このように、ユーザーをターゲットにすることで該当するユーザーは反応しやすくなり、また課題を感じ始めたばかりの人でも「解決方法があるのか」という信頼感を感じやすくなります。
この方法は、悩みが深い、問題が大きいキーワードで検索しているユーザーであればあるほど、鮮明な形で呼びかけることで反応率を上げることができます。
ユーザーの声
商品やサービスを実際に購入し利用しているユーザーの生の声は、下手なキャッチコピーよりも訴求力が高くなります。
閲覧しているユーザーは当然ですが、商品やサービスのことをまったく知らず、内容もわからないうえに、ほしい結果、未来が手に入るかどうかも知ることができませんが、商品やサービスを実際に利用していユーザーはに何かしらの体験、結果、成果を手に入れているので、閲覧しているユーザーの不安な気持ちを解消してくれる大きな証拠になります。
キャッチコピーや、ボディコピーではついつい売り込み色の強い伝え方になってしまいがちですが、ユーザーの声をそのまま用いることで、公平性のある他者評価の内容が明確になり、ユーザーと同じような人が今現在どのように変化しているのかが伝わりやすくなるので、反応も高くなります。
商品やサービスを購入しない場合のよくない未来を想像させる
欲求刺激型の対極な位置付けのキャッチコピーの方法ですが、基本的には潜在的な欲求や願望を抱いているユーザーに呼びかけるキャッチコピーです。
欲求刺激型では、広告で見せる結果・未来は、明るいポジティブな面ですが、今回の場合はよくない未来を想像させることが重要なポイントで、商品やサービスの必要性を伝える方法です。
欲求刺激型と同様、こちらも潜在的なユーザーに対して訴求するほうがより効果を高めることができます。