SEOでやってはいけないHTML+CSSの6つの偽装行為

SEOの禁止事項のイラスト

検索エンジンとスパム行為は切っても切れない関係で、現在でもさまざまなスパム手法が実施されては検索エンジンが対応する、 というイタチごっこを繰り返しています。

今回は、スパム行為にあたるSEOでやってはいけないHTML+CSSの6つの偽装行為についてご紹介したいと思います。

スパム行為とは?

スパム行為とは、検索エンジンのアルゴリズムを利用して意図的に検索順位を上げようとする検索エンジンにとっての迷惑行為のことです。

あらかじめ自分のサイトにある仕掛けをしておき、クローラーやインテデクサー (検索エンジンのインデックスを行うロボット)を編してサイトの評価を上げ、自然検索(オーガニックサーチ)結果の露出を高める行為です。

検索エンジンはソフトウェアであるため、そのアルゴリズムを利用したスパム行為は容易なことかもしれませんが、一方で検索エンジン側からしてみるとユーザーにメリットのない検索結果を表示することで、検索エンジン自身の検索品質を下げてしまう結果になります。

検索品質が下がると、ユーザーが検索してくれなくなる(つまり、検索エンジンのビジネスモデルの脅威となる)ため、スパム行為に対しては厳しい措置が取られています。

具体的には、以下のような措置(ペナルティー)が科せられます。

  • 検索順位を下げられる
  • 検索結果に出なくなる
  • そのドメインごと、 検索結果に表示されなくなる

意図的にスパムをしたのだから当然といえばそうなのですが、 悪意がないのにスパムとして認定されてしまっては元も子もありません。

隠しテキスト

ユーザーから見えないように背景色と同色のテキストを記述することで、キーワード数・キーワード密度を操作する行為です。

CSSで制御したり、HTML中に直接文字色を指定したりする行為で、現在では全くと言っていいほど目にすることはありませんが、SEO対策というものが流行りだした当初はよく目にしました。

<font color="#FFFFFF">背景色と同色でフォントを指定して表示し、大量にテキストを埋め込む。</font>

positionプロパティ

CSSのpositionプロパティーを利用して、マイナス座標の位置にテキストを設置し、ユーザーから見えないようにする手法もあります。

なお、クローラーはHTML中に指定されたCSSの意味を理解しており、外部ファイルとして指定されたCSSもクローリングし、中身を解析して埋解しているため、以下のような行為は簡単に発見されてしまいます。

<div style="position:absolute; top:-1000px; left:-1000px,"> 座標の絶対値を指定すると、ブラウザー上では表示されないが、 ソース上にはキーワードを埋め込むことができる。</div>

隠しリンク

ユーザーから見えないようにリンクを設置することにより、外部サイトへのリンクを供給する行為で、キーワード数やキーワード密度を上げることも可能です。

<font color="#FFFFFFF"><a hrel="#"> 背景色と同色でフォントを指定して表示するリンク。ユーザーには見えないが、ソース中には表示されている。</a></font>

極小フォント

ユーザーに見えないように、1ptの極小フォントサイズを指定して記述することで、キーワード数・キーワード密度を操作する行為です。

検索エンジンはhl要素を重要視しますが、一方でデザイン上の問題からhl要素を極端に小さくするケースがこれに該当します。極端にというのは、ユーザーが認識できないサイズで、テキストのフォントサイズを下げる行為がスパムとして認識されるため、もちろんa要素のリンク文字列のフォントサイズを下げることも、スパムとして認識されます。

<font size="1">フォントサイズを下げると、ブラウザではほとんど見
えなくります。</font>

キーワードの反復

meta descriptionにキーワードを羅列したり、alt 属性などにキーワードを羅列したりする行為で、meta 要素やalt属性は直接ユーザーの目に触れにくい場所にあるため、このような手法が採用されていましたが、現在はmeta description自体クローラーが見ることはなくなっています。

コメントタグ(<!–コメント–>)もブラウザには表示されませんが、コメント横にキーワードが大量に詰め込まれていると怪しい行為として認識される可能性があり、注意するに越したことはありません。

CSS

検索エンジンはCSSを取得し、解析しています。

一方で、デザイン上の問題から例えば「display:none」を使用するケースもあるかと思いまが、これも表示を隠しているのではないか?ということでスパム認定される可能性があります。

ただし、これはデザインやアクセシビリティーの関係から利用されることもあるため、利用=即スパムというわけではありませんが、キーワードを意図的に隠していると判断された場合はスパムとして判定されます。

Googleの品質に関するガイドライン

Googleは、Search Consoleのヘルプに「ウェブマスター向けガイドライン」というウェブサイトに関するガイドラインを公式に公開しており、このガイドラインにはGoogleの検索結果に表示されるためのインデックスからランキングまでをスムーズに行う手段や、インデックス削除となるような注意事項などが確認できます。

今回ご紹介の偽装行為に該当するもの以外にも、動画の扱いや、javaの記載方法など、色々なヒントもありますので併せてチェックしておきましょう。

隠しテキストと隠しリンク

Google の検索結果でのランキングを操作するためにコンテンツに隠しテキストや隠しリンクを含めることは、偽装行為と見なされることがあり、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)への違反にあたります。

過剰なキーワードなどのテキストは、次のような方法で隠される場合があります:

・白の背景で白のテキストを使用する
・テキストを画像の背後に置く
・CSS を使用してテキストを画面の外に配置する
・フォント サイズを 0 に設定する
・小さな 1 文字(段落中のハイフンなど)のみをリンクにしてリンクを隠す

サイトに隠しテキストや隠しリンクが含まれていないかを判断する際は、ユーザーから見えにくい部分がないか、ユーザーではなく検索エンジンのみを対象としたテキストやリンクがないかを確認します。

ただし、隠しテキストがすべて偽装行為と見なされるわけではありません。たとえば、サイトで JavaScript、画像、Flash ファイルといった検索エンジンにとってアクセスしにくい技術が使用されている場合、そのようなアイテムについて説明テキストを使用するとサイトのアクセシビリティが向上することがあります。また、スクリーン リーダー、モバイル ブラウザ、プラグインなしのブラウザ、低速接続環境でアクセスする多くの人間のユーザーもそのようなコンテンツを表示できないため、その場合も説明テキストがあれば役立ちます。

サイトのアクセシビリティは、ブラウザで JavaScript、Flash、画像をオフにしたり、Lynx(リンク先は英語)などのテキスト ブラウザを使用したりすることで確認できます。サイトのアクセシビリティを高めるためのヒントをいくつか次に紹介します

画像: alt 属性を使用して説明テキストを記述する。また、画像の近くにわかりやすいキャプションや説明テキストを入れることもおすすめします。画像の公開に関するその他のヒントについては、こちらの記事をご覧ください。

JavaScript: JavaScript 内と同じコンテンツを タグ内に記述する。この方法を使用する場合は、タグ内のコンテンツを JavaScript 内のコンテンツと完全に同一にし、タグ内のコンテンツがブラウザで JavaScript を有効にしていないユーザーに表示されるようにします。

動画: 動画の説明テキストを HTML に含めます。キャプションや字幕を用意することもできます。動画の公開に関するその他のヒントについては、こちらの記事をご覧ください。

Google ガイドラインより