デザイナーがマーケティングを学んだほうが良い理由としては、実際に仕事に繋がるだけでなく、他のデザイナーが持っていない独自の能力・スキルを持っていれば、リプレイスされることはありません。
Webマーケティングでは、改善サイクルPDCAを頻繁に回し、制作を進めますが、制作ができないマーケターは、WEBサイトを直す度に、デザイナーやフロントエンドエンジニアに依頼をする必要があります。
また、その際のやりとりでも、うまく話が伝わらなければ時間がかかってしまう為、デザイナーが施策を理解し、PDCAを直接回すことで圧倒的なスピード感でビジネスを動かしていくことができるのは、以前の記事にも書いた通りです。
関連記事 WEBデザイナーには何故マーケティングスキルが必要なのか?
このことからも、デザイナーがマーケティングの基礎知識を身につけただけで、マーケティングのプロよりも、いくつもの場面で有利です。
希少価値のあるデザイナーになりましょう
今回の記事は、マーケティングスキルについて
- デザイナーのスキルと掛け合わせるとどんな効果があるのか?
- どんなスキルと相性がいいか?
- マーケティングを身に付ける方法
の内容です。今回紹介以外のスキルはいっぱいあると思うので、この記事は一例として見てもらえたら嬉しいです。
デザイナーのSEO対策
SEO対策で使われる用語で、CWV(コアウェブバイタル) や CrUX(クラックス) など、横文字が多くそれらの言葉をまったく知らない人にとっては、特別な知識を持っていないとSEO対策ができないようなイメージがあると思います。
実際、5年前までは、WEBサイトのHTMLの内部構造に手を入れなくても、外部リンクを増やすだけで検索順位が上がっていくような仕組みでした。ですが、2011年から、質の悪い被リンクを大量に貼りつけるWebサイトの順位を大幅に下げる「ペンギンアップデート」や、質の悪いコンテンツしか提供していないWebサイトが上位に表示されないようになる「パンダアップデート」など実施され、現在は質の高いコンテンツを検索順位の評価の対象としています。
質の高いコンテンツ=ブログだと検索ニーズに合った読者ファーストの記事です。
その為、今後のSEO対策では、質の高いコンテンツを作る為Webサイトの構成をしっかり作りこむことが重要で、実際にUXを考慮したWEBデザインや、ソーコードを自由に触ることのできるデザイナーの優位性が増していきます。
また、WordPressなどのCMSを使うことで、サイトの修正や機能の拡張も簡単で、かつSEOにも強いWebサイトを自由に作りこめるのも、ユーザーライクな表現と、それを実現する技術があるデザイナーの特権です。
なので、どこまでの深度を学ぶかは別の話ですが、Google検索オフィスアワーで検索ロジックなどを学んでおくのも非常に良い方法だと思います。
関連記事 Google 検索オフィスアワー 2021.3.25
デザイナーの広告運用
広告の運用は、広告アカウントの設定スキルと、広告で集めた見込み客をCV(コンバージョン)に結びつけるためのLP(ランディングページ)、WEBサイトの作成技術が主に求められる内容です。
広告アカウントの設定は、そのツール特有の設定画面や・仕組み・キーワードの選び方など、知識と経験が有利に働く為、広告代理店などの専門とする会社が得意とする範囲です。
が、LPやWEBサイトのアウトプットのレベルも重要で、広告の設定を上手に行っても、そのページの出来が悪い場合、広告費用だけがかさみ、結果商品が売れずに赤字になってしまいます。
その為、広告の運用で成功する為には、WEBサイトやLPを分析してチューニングし、広告を出すキーワードごとに複数のLPを作る必要もあり、そうすることで成果を上げることができます。
このように、WEBサイトを自由に作ることができれば、広告に応じたLPを頻繁に作成してテストすることが可能になり、また、最終的な出口になるLPが勝負の分かれ目になる場合が多く、臨機応変にサイトに手直しできることがとても重要です。
アド系のデザイナーなら、これができると希少価値がすごく高くなります。
そして、デザイナーが広告運用の基本的な知識さえ身につけてしまえば、アカウントの設定やツールの設定自体はマーケターとそこまで差がつきません。
また、LPの作成ができない広告の専門業者やマーケターであれば、LPのテストやチューニングを行うごとに外注費用や時間がかかる為、デザイナーが絶対的に有利になるので、LPOの手法を以下の記事などで学んでおくのがいいと思います。
デザイナーのSNS
TwitterやFacebookをはじめとしたソーシャルメディアの活用は、デザイナーが活躍できる分野が限られますが、十分にスキルを活かすことができると思います。
実際にソーシャルメディアで、文章だけのものよりも、画像をセットして投稿したものの方が見栄えがよく、その投稿自体の視認性が良くなります。
その為、訴求力のある画像を作成して利用したり、場合によっては画像の加工をしするのは、デザイナーが得意とするものです。
画像作成はかなりアドバンテージがあります。
また、ソーシャルメディアを活用したマーケティングでは、SNSだけで完結せず、WEBサイトやページとの連動が重要で、導線設計やソーシャル機能の組み込みなど、デザイナーがこれらをうまく行うことによって、SEOなどで公式Webサイトに流れてきた訪問者を、Facebookページのファンにしたり、Facebookページから、公式サイトにうまく訪問者を誘導したりと、相互のアクセスを強化することが可能になります。
マーケティングスクールで学ぶ
マーケティングスキルは、独学でもツールの使い方や色んな理論を学ぶことができると思いますが、実際に現場で行う「Google広告」や「Facebook広告」の運用を行う体験学習など、実際の現場で活用できるスキルの習得ができるスクールがおすすめです。
中でも、WANNABE Academy(ワナビーアカデミー)は、追加料金無しで最長7ヶ月のサポートをしてもらえるなど、柔軟かつ手厚いサポートが強みのスクールです。
受講後に提携クライアントを担当し、課題の発見と改善プランを提示する実務研修に参加することも可能で、WEBマーケティング実務を通して学習して、職務経歴書に『実務経験有り』と書ける状態を目指すスクールです。
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参考サイト
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