コンテンツマーケティングとは?運用のメリットや費用・コスト

コンテンツマーケティングのイラスト

SEOを形にする・考え方を理解する上で知っておきたいことの一つに、コンテンツマーケティングがあります。

今回は、コンテンツマーケティングとは?運用のメリットや費用・コストについてご紹介します。

コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングとは、ユーザーに有益なコンテンツを制作し、公開配信することで、そのコンテンツを必要としているユーザーを呼び込み、ファンになるようつなげていくことを目的としたマーケティング手法の一つです。

似たようなものに、オウンドメディアがありますが、オウンドメディアは自社が自由に運営できるメディアのことです。

トリプルメディアの中で、アーンドメディア・ペイドメディアとの対比で使われ、またアーンドメディアと共に、コンテンツマーケティングで扱われるメディアの一部です。

一方、コンテンツマーケティングは、見込み客の獲得を目指すマーケティングの戦略のことを差す為、同じようなニュアンスではありますが、オウンドメディアはあくまで手法のようなもので、その意味は微妙に異なります。

コンテンツマーケティングの相関図

コンテンツマーケティングは、例えばサービスへの申し込みや商品の購入など、直接的な収益につながるものや、ブランド認知、顧客獲得、顧客育成などWEBサイトによってさまざまですが、後々の収益へ間接的に寄与することも目的になります。

それぞれの媒体と目的の達成度合いを測る指標は異なりますが、本質的には集めたユーザーを収益につながる行動へ促すことです。

コンテンツページの主な流入元

コンテンツマーケティングにはユーザーを呼び込む力があり、とても有効で重要な集客方法です。

では、その見えないお客様はどこからやって来るのでしょうか?大きく分けて2つの経路があります。

1つ目はGoogleやYahoo!!などの検索エンジンからの流入で、多くのネットユーザーが日々検索エンジンで自身の興味があることについて調べ、コンテンツページにたどり着いています。

MEMO
闇雲にページを作っても、GoogelやYahoo!!で上位表示することはできません。以下の「検索上位に出しやすいGoogleの考えている良質なコンテンツについて」を参考にページを作りましょう。
>>>Googleのウェブマスター向け公式ブログ

2つ目は、TwitterやFacebook、InstagramなどSNSからの流入で、SNSはコンテンツページよりも情報を発信・拡散するアカウントに興味を持たれやすいメディアです。

ただ単に、多くの人を集めたいだけなら流入元について考える必要はありませんが、コンテンツマーケティングでは、ユーザー傾向が違う流入元についてはしっかり考える必要があります。

SEOに最適なコンテンツマーケティング

検索エンジンや、SNS以外にも流入元になるメディアがあります。

ですが、検索エンジンとSNSは現在のコンテンツマーケティングを考える上で重要なメディアで、中でも検索エンジンは、SEOそのもので最も重要な集客のメディアだといえます。

これは、検索エンジン経由で訪問するユーザーは、ニーズがはっきりしているため、コンテンツマーケティングの目的である「集めたユーザーを収益につながる行動へ促すこと」をかなえる最適な方法ことが理由です。

コンテンツマーケティングがSEOで最も理にかなった集客手段だと理解できれば、コンテンツ作成の方向性も明確になると思います。

コンテンツマーケティングのメリット

コンテンツマーケティングは、ある程度のコストと忍耐力が必要なマーケティング手法ですが、集客をする手法としてはメリットの方が大きいとも言えます。

ここでは、コンテンツマーケティングのメリットについて5つご紹介します。

①潜在的なニーズのあるユーザーと接触ができる

コンテンツを発信することによってユーザー自身が気づいていないニーズを掘り起こし、商品やサービスに興味を持ってもらうキッカケを作ることができます。

接触時間が短いWEB広告と異なり、コンテンツを読むのにはそれ相応の時間がかかり、コンテンツへの接触時間が長ければ長いほど、ファンになってくれる可能性も高くなります。

顕在層や純顕在層よりも母数が圧倒的に多い潜在層が興味を持ちそうなコンテンツをフックにすることで、顧客との接点を広げながら長期的な視点にたってファンをつくることができるマーケティング戦略です。

②広告の出し分けも可能になる

コンテンツマーケティングは、検索されたキーワードに対して情報を発信していき、実際にコンテンツに接触した履歴を、CRMなどのデータベースに蓄積しておけば、関心に合わせた広告を出し分けることが可能になります。

このようなマーケティング手法は、単にオンライン広告だけでターゲティングをしていた場合では実現できません。

③比較的低予算でできる

WEB広告と比較して、コンテンツマーケティングは低予算ではじめることが可能です。

例えばブログは0円でできます。

もちろん流入数を増やすには、予算を使ってSEO対策を外注するなど、相応の対応をする必要がありますが、ただはじめるだけなら無料のブログでも可能になります。

④コンテンツを資産として蓄積できる

WEB広告による集客は、出稿期間が終われば、WEB広告はインプレッション(表示)されることはなくなり、誰の目にも触れられくなり当然、集客にはつながりません。

ですが、コンテンツマーケティングは、コンテンツを資産として蓄積できるメリットがあり、蓄積したコンテンツで集客が可能です。

この点が、非常に重要な点で、WEB広告での集客にはないメリットです。

そして、SEO対策をしっかり実施することで、検索エンジンによるサイトの評価が上がり、検索結果で上位表示されるため、更にサイト来訪者が増えていく良いサイクルを作ることが可能です。

⑤顧客ロイヤリティが高まる

発信したコンテンツを目撃したユーザーは、企業に良いイメージを抱いてより身近に感じ、その結果、すでに企業や商品、サービスに関心がある質の高い潜在顧客を集めることができるので、ロイヤルカスタマーの形成に繋がります。

コンテンツマーケティングは、ソーシャルメディアでシェアされやすい性質をもちます。

コンテンツが魅力的であれば、ロイヤルカスタマーがコンテンツをシェアし、さらなるシェアの連鎖を生みます。

コンテンツマーケティングのデメリット

メリットも多いコンテンツマーケティングですが、デメリットがあります。

その為、このデメリットと特性を考慮してコンテンツマーケティングを展開する必要があります。

①時間と手間がかかる

コンテンツマーケティングを始めたばかりの頃は、Googleのクローラーが公開したブログをインデックスするまでに時間がかかるほか、Webサイトが被リンクなどを受けていないため、ウェブページが上位表示されにくい状態が続きます。

また、どのくらいの期間続ければ、どのくらいの効果が上がるという部分を予測しにくい面があります

コンテンツ増加によるサイトへの流入数の増加は、半年以上の継続することで見えてくることが多く、地道に記事を増やし、SEO対策を行っていかなければならないので時間と手間がかかります。

②短期的な効果は得られにくい

WEB広告のダイレクトに効果があるマーケティング施策と比較した場合、コンテンツマーケティングは短期的な効果を得にくい特性があります。

③効果測定が困難

コンテンツマーケティングは、ユーザーがコンテンツを閲覧した事がどれだけ問い合わせや商品の購入に繋がっているのかを測定するのは難しいことと言われています。

短期間ではなく1年程度の長期の期間でセッション数/UU数や商談数と掛け合わせすることで、効果測定が可能になります。

Hubspotのブログ
Hubspot より

この効果測定の手法や、詳細のKPIはマーケティング、セールス、カスタマーサポートの各ツールが統合されたアメリカ初のプラットホームHubspotのブログに色々な手法や、ヒントになる考えが記載されていますので、是非参考にしてみてください。

コンテンツマーケティングの費用・相場

外部にコンテンツマーケティングの依頼をした場合、費用はいくらぐらいかかるのでしょうか?

もちろん、会社の規模によって異なりますが、コンテンツマーケティングの費用は「提供している作業の範囲」で金額がそれぞれ異なります。

以下は、Web幹事 による相場感とその範囲をまとめた月額の一覧表です。

相場
(月額)
10万円以下10万~30万円30万円~50万円50万円以上
サービス記事制作のみCMS設置
記事制作
アクセス解析
戦略設計
CMS設置
記事制作
アクセス解析
戦略設計
CMS設置
記事制作
アクセス解析
改善支援
コンサルテイング
目的とりあえず記事制作
を依頼したい
記事制作・アクセス解析
など基本的なメニューを
依頼したい
コンテンツ
マーケティング
の戦略部分から依頼したい
メディア運営を丸ごと
依頼したい
発注先記事制作会社制作会社
CMSベンダー
CMSベンダー
Webマーケティング会社
Webマーケティング会社
Web幹事 より

コロナ禍で、コンテンツマーケティング導入を検討する企業が右肩上がりに増える中、コンテンツマーケティングは記事を作るだけでなく、戦略や解析なども必要になってきます。

その為、導入後どのような規模やサイクルでやっていくことを検討し、費用感を含めて考えることが、コンテンツマーケティングの第一歩になります。

内製化でのコスト

コンテンツマーケティングを行うにはそれ相応の費用がかかり、内製する場合その分の人件費がかかります。

さらに、自社リソースで全てを実施してもコンテンツマーケティングにはそれ以外に何かしらの費用がかかります。

具体的には、以下4点がコンテンツマーケティングを行う上でかかる費用と言われています。

サイト制作・設置

サイト制作と設置をする費用は、完了次第支払うイニシャルコストです。

サイトの制作技術の知識が無くても、記事を投稿できるようにするため、多くはWordPressかMovable TypeのCMSでサイトよく見かけます。

当サイトのようなWordPressでのサイト制作を外部に依頼した場合、要件定義・デザイン・コーディング・WordPresの設置で、50万円前後から依頼できる制作会社があります。

ココナラのようなCtoCでは、ピンキリですが20万円前後です。

この制作・設置を社内で対応する場合人件費で対応できます。

企画・マーケティング・編集校閲

企画・マーケティングと、編集校閲では求められるスキルが異なる為、別々の担当を配置した方が良いと言われています。

この企画・マーケティング・編集校閲ですが、これらを兼務で任せている場合と、専任で任せている場合のコストが異なります。

ライティング

外部に依頼する場合、金額の算出方法には文字単価と記事単価の2つのパターンがあります。

依頼する記事内容によって、単価が変動しますが、

<例>文字単価0.5円で2,000文字の記事を5記事ライターに依頼する場合

→(計算式)1文字0.5円 × 2,000文字 × 5 = 5,000円

文字単価は、安価なもので0.5円〜数十円と幅広く、記事内容や専門性、ライターレベルによって異なります。

これを内製で行う場合、どこまでクオリティを追い求めるかを決め、ライターの算出金額から、担当者のアウトプットにかかる文字数と平均時間を掛ければコストが算出できます。

ですが、社内で記事を制作する場合、場合によってはライティング経験がない社員を教育するところから始めなくてはなりません。

その為、社内にしっかりと指導できる編集経験者が必要なのは言うまでもありません。

分析

コンテンツをやみくもに作り、アップし続けるだけでは意味がなく、効果的なコンテンツマーケティングをおこなうために欠かせないのが分析です。

分析は、コンテンツを投稿した後、Google Analyticsなどのツールを使って分析します。

そこから導き出された課題から改善を行い、コンテンツマーケティングの質をより向上させていきます。

外部に依頼する場合は、コンサルティングのような形をとることが多くなりますが、企業によっては社内に知識を蓄積させていく目的で内製を行うところも多くみられます。

コンテンツの在り方と40-40-20の法則

40-40-20の法則は、ダイレクトマーケティングで著名なエド・バーネット氏が提唱たものです。

40-40-20の法則では、ダイレクトマーケティングで検討しなくてはならない3つの要素、ターゲット・オファリング・クリエイティブの重要度合いを示しています

このエド・バーネット氏が提唱した40:40:20の法則は、ダイレクトマーケティングの成功はこれまでの経験則から、4割がキャンペーンの対象となるターゲットリストから来るもの。

さらに4割がオファリングと呼ばれる製品や商品そのもの・品質など。

そして残りの2割がパッケージのデザインなどのクリエイティブから来るという経験則です。

全体の2割にあたりますが、クリエイティブは発信するメッセージを正しく届け、メッセージの理解を深めてもらう役割を担っています。

クリエイティブは、ターゲットの設定とメッセージをインプットし、アウトプットすることです。

適切なアウトプットは、デザイナーの得意分野です。

コンテンツマーケティングのこれらの基本となる考えを理解して、デザイナーがアウトプットし、ユーザーにメッセージを正しく届けましょう。

参考サイト

参考 コンテンツマーケティングとは? 定義から実践方法までを徹底解説Hubspot 参考 コンテンツマーケティングの費用と相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】Web幹事