2021年7月現在、日本国内の検索エンジンのシェア(PC)は、Google が 77%と圧倒的なシェア率を誇り、現在のSEO対策は、Google 対策と言っても過言ではありません。
そんなGoogleの考え方を知れる機会があります。それが、Googleオフィスアワーです。
基本的な考え方を理解することは、正しいSEOを実践するのに必ず役立ちます。
この記事は、そんなGoogleオフィスアワーについて
- Googleポリシーオフィスアワーのオススメのポイント
- オフィスアワーの全体感
- 過去開催分まとめ
の内容です。
是非最後までご覧いただけると嬉しいです。
目次
Googleポリシーオフィスアワーとは?
オフィスアワーは、誰でも Google のエキスパートの方々に直接質問できるイベントで、Google 検索セントラルの YouTube チャンネルで定期的に開催されています。
オフィスアワーは、英語版・ドイツ語版の他に日本語版があり、またトピックによってJavaScriptやeコマースサイトに特化したものがあったりと、多種多様です。
Google検索セントラルのYouTubeチャネルには、いっぱいの動画があります。
その中の、日本語版Googleポリシーオフィスアワーでは、検索に関する質問と、パブリッシャーポリシーについての質問に答えてくれます。
こんな人にオススメ
Google ポリシーオフィスアワーは、ウェブサイト関連の業務に携わる人にオススメです。
マーケターやSEO関連職種の人はもちろん、ブログをやっている人やマークアップをする人など「Googleはこういうことを言っているんだ」ということを、ふんわりとでも予備知識として知ってるだけでも役に立つ情報を発信しています。
例えば、9月30日のGoogleポリシーオフィスアワーでは、以下のような質問が取り上げられています。
- タイトルの付け方
- インデックス登録の方法
- Google Search Consoleの使い方
- CWV(コアウェブバイタル)の見方
- リダイレクトの方法や仕様
- MFI(モバイルファーストインデックス)
このように、質問の内容は多様で、多くの人が疑問に思っているポイントに対して、本質的な回答を示してくれるので、SEOの迷いがスッキリするのもGoogle ポリシーオフィスアワーの特徴です。
全体的に30個の質問に、あんなさんが質問の読み上げを担当し、金谷さんがその質問に回答していく流れです。一例ですが、以下のようなやりとりです。
一度削除したURLを、再度インデックス登録したい。という質問を頂戴しています。
削除リクエストを取り消すことで、再度インデックス登録できる。
ただし、タイムラグか何か別の要素が働いているのかなと思います。
アイテムページ(求人詳細やレストラン詳細ページなど)に更新日の構造化マークアップを入れてもよいのか。という質問を頂戴しています。こちらいかがでしょうか?
date modifiedというあのプロパティが使えるので、そちらを使っていただければと思います。
そうすることで、より日付の情報がGoogleに伝わりやすくなります。
このように丁寧に回答してくれるので、正しいSEOを実践するのに必ず役立ちます。
検索オフィスアワーとの違い
2021年の7月までは、Google検索オフィスアワーという名称で主に検索をテーマにした内容でしたが、2021年の9月よりGoogleポリシーオフィスアワーと名称を変え、質問対象内容が広くなりました。
Googleポリシーオフィスアワーで質問をする方法
Googleポリシーオフィスアワーで質問をするには、Googleフォームの質問フォームに入力して送信するだけです。
このように簡単な方法で質問できますが、サイトのURL や最近行ったサイトへの変更事項など、なるべく詳しい情報をご記入して送ることで、より具体的な回答をしてくれます。
動画でも、質問内容が曖昧なものは答えづらそうな印象です。
オフィスアワーは1ヶ月に1回のペースで開催されているので、質問したい内容は次回開催の前に記入して送信するようにしましょう。
外部リンク 質問フォーム
検索で質問が可能な範囲
検索のパートでは、Webマスターの方や、サイト運営者の方がサイトに来てもらう為、検索に関するトピックを取り上げる内容です。
その為、
- クロール、インデックス登録、モバイルサイト、国際化、重複コンテンツ、サイトマップ、Search Console、ページ分け、多言語・多地域のサイトなどが対象
- ランキングに関する質問については答えられない
- ここでの意見や要望は個別取り上げない
上記が可能な質問の範囲になっています。
ランキングのロジックは気になりますが、この辺は答えてくれないので注意しましょう。
パブリッシャーポリシーで質問が可能な範囲
パブリッシャーポリシーは、コンテンツを提供する事業者向けのトピックを取り上げる内容です。
- ポリシーに関する質問のみ回答
- アドセンスの最適化などは答えられない
- 個別のサイトの状況についての質問には答えられない
- アドセンス、AdMob、Googleアドマネージャーのパブリッシャーポリシーが対象。Google広告は対象ではない
上記のように、広告系の質問が可能な範囲になっています。
検索のパートに比べ、質問の数はまだ多くない印象です。
オフィスアワー過去開催分まとめ
Googleポリシーオフィスアワーの過去開催分を、文字起こししました。
以下のリンクから各記事が見れますので、興味ある方はご覧ください。ページ下部から動画も見れます。
さいごに
Googleオフィスアワーは、SEOに取り組み始めたばかりの方はもちろん、経験豊富な上級者でも、「その視点はもっていなかった」 「こんな考え方があるのか」 といった、多くの気づきがあるはずです。
最後にまとめると、
- サイト運営者は必見の内容。
- SEO知識がない人にもオススメ。
- 正しいSEOを実践するのに必ず役立つ。
です。
SEOって、なんか難しそう
と敬遠せず、オフィスアワーをご覧になってみてください。
参考サイト
参考Google 検索セントラルのオフィスアワーへの参加方法Google検索セントラル