インターネットを使い、SEMで集客をする方法は様々ですが、その中の一つにSEO対策があります。
SEO対策は、費用をかけず特定のキーワード検索において上位表示させることができる為、集客力を上げることが可能になります。
今回は、SEOで知っておきたい3つの基本についてご紹介します。
目次
キーワードの戦略でSEOの効果を高める
SEOは、キーワードの選定で勝負が7割方決まってしまうといっても過言では無く、競争の激しい○○というキーワードで3位以内に入りたいという声がありますが、必ずしも競争の激しいキーワードで上位表示されればいいわけでもありません。
SEO対策の方向性
検索エンジンの利用者は、想像以上に様々で、細かいキーワードからも商品サービスを探しており、それらのユーザーを取りこぼさないことも重要です。
また、検索ボリュームが多いビッグキーワードは、明確な検索ボリュームの定義はないですが、月間検索ボリューム数が10,000以上と競争が激しいため、競合の参入による順位の変動も激しく、特定のキーワードに売上や流入数を依存してしまい大変危険です。
スモールキーワード対策の重要性
スモールキーワードは、ビッグキーワードと合わせて検索されることが多々あり、単体での検索数は少ないですが、競合が少ないスモールキーワードで上位表示されるWEBページをどんどん増やしつつ、被リンクを獲得することが重要になります。
徐々に時間をかけて競争の激しいキーワードでも上位表示を狙っていくスモールキーワードは、良いコンテンツをどんどん増やしていき、様々なキーワードからサイトに訪問者を連れてくるというシンプルな手法で成功しやすいため、安心感があります。
このようにスモールキーワードで次々に上位表示していくことが、中長期的にサイトの信頼性を上げつつ、細かい被リンクを獲得し、ビッグキーワードの上位表示につながっていくことも大いにありえます。
また、スモールキーワードは上位表示が容易なため、手軽に達成感を味わうことができ、自信につながり、いつ上位表示されるともわからない競争の激しいキーワードだけに集中するよりも、小さな成功体験を積み重ねながら、徐々に難易度の高いキーワードに挑戦していくほうがスキルアップにもなります。
SEO対策の戦略の重要性と特徴
上位表示をしたいビッグキーワードから、スモールキーワードまでさまざまなキーワードをリストアップしたうえで、キーワードごとの4段階の予測難易度を割り振り、達成状況などをチェックして可視化することも一つの方法です。
- アクセス数は多いが、リスクも大きい当たれば大きい。
- 業界によっては、ほとんどの見込みアクセスがビッグキーワードに集中することも競争が激しいため、順位の変動も大きく、売り上げが安定しない可能性あり
- ライバルに、価格品質で出来の良いサイトが多く、上位表示してもライバルと比較されて売れない可能性もある
- アクセス数は少ないが、リスクも少ない
- ヒッグキーワードに比べアクセスが少なく、かなり多くのキーワードで上位表示しないとアクセスが集まらない
- 競争が少ないため、順位変動も少ない
- 多くのキーワードで上位表示すると、アクセスが安定しやすい
- スモールキーワード経由の訪問は、他のサイトと比べ競合が少なく、価格での勝負になりにくい
検索エンジンの違いを理解する
日本国内の検索エンジンのシェアは、Yahoo!とGoogleのが主なシェアを握っており、日本ではGoogleの検索エンジンの利用者は多く7割を占めていると言われています。
GoogleとYahoo!の検索エンジンの違い
日本では、このGoogleとYahoo!の検索エンジンで上位表示を達成することが目標となりますが、GoogleとYahoo!の検索結果は、ほとんど同じ検索順位になっています。
これは、2010年12月よりYahoo!JAPANがGoogleの検索エンジンのシステムをほぼそのまま採用することになり、それ以降Yahoo!とGoogleの検索順位は極めて近いものになりました。
その為、GoogleのSEO対策をしっかり行うことで、Yahoo!でも同様に上位表示される可能性が高くなります。
Yahoo!独自の2つの傾向
Yahoolの検索順位とGoogleの検索順位は、ほぼ同じながら完全に同じというわけではなく、Yahoo!が独自の調整を加えていると言われています。
- Yahoo!カテゴリに登録してあるサイトが有利な傾向
- Yahoo!で独自のペナルティ基準に引っかかっているサイトの順位が低下するようになっている
今後よりいっそうYahoolの検索位が独自性を増していく可能性は否定できませんが、現在のところ決定的というほど大きな差は目立って見えない状況です。
まずはYahoo!との違いを気にし過ぎないようにし、Googleで上位表示されるサイト作りに力をいれるようにしましょう。
Yahoo!とGoogle以外の検索エンジン
日本国内で、Yahoo!とGoogleの次に利用者が多いのは、マイクロソフトが提供している検索エンジンBingで、2019年度のシェアは7%程度です。
Bingは、GoogleやYahoo!とは大きく異なるアルゴリズムのため、検索エンジンの対策が異なってきますが、現実にはこの7%のために検索エンジン対策を行うのはメリットが少ないといえるでしょう。
ですが、英語圏でのユーザも視野にしたWEBサイトの運営であれば、Bingの重要性は高まっているので注意が必要です。
その他、中国では百度(Baidu)という検索エンジンを利用していたりと独自の展開をしており、アジア圏のユーザーを取り込みたい場合はこれらの検索エンジンも視野に入れる必要があります。
SEOで結果を出す方法
SEOでは、特に情報感度の高い人は常に新しい情報を探しているため、面白い・興味深いトピックが見つかると、大々的に取り上げられて拡散する傾向もありますが、新しいだけで影響が小さいにも関わらず、過大に評価されることも少なくありません。
ペナルティ
WEBサイト運営者にとって不正行為やスパム行為等を行なったサイトが対象となり、検索順位が一気に下がったり、インデックスを削除されるペナルティを受けることは大きな脅威なので、過剰反応が多く感じられます。
一例で言えば、急激に被リンクを増やすとペナルティを受けるという説がありますが、これはかなり高い条件を満たさない限り適応されません。
これが本当なら、仮に1日に500程度の被リンクを貼るだけで無条件にペナルティを受けてしまうとすれば、技術のある人間であれば誰でも他社のサイトの順位を陥れることができるようになってしまいます。
トヨタ・Yahoo!のような巨大なサイトが、それだけでベナルティを受けるようだと大変なことになります。
逆に、キーワードの比率・文章の自然さ・HTMLの構文など、サイトの内部に関するものの方が他者が手を入れられない分、検索順位の減点対象になる為注意が必要です。
SEOで結果を出すための7つの要件
細かい技術を除き、基本的には下記の要件を満たせば、SEOの結果がついてきます。
- 最低でも10ページ以上、質の高いサイトコンテンツを作成する
- 定期的にコンテンツを追加/更新する(最低でも月に1回)
- WEBサイトに関連のあるサイトにリンクを貼る
- 少量でもいいので、質の高い被リンクを獲得する
- 被リンクを継続的に獲得し続ける
- 相互リンクと、一方的な被リンクをバランスよく増やす
- 内部のHTML構文を適正化する
裏技のような技術は、紹介されたタイミングでは通用しても、逆にすぐにペナルティの対象になる場合もあります。
ですが、WEBサイトの信頼性を高めつつ、基本に忠実に運用する限りそうそうペナルティにはなりません。
過剰に恐れず、かつ新しい情報に目移りせずに、長期的な視点を持って対策を続けていくようにしましょう。