インハウスのデザインチームをマネジメントする中で、自分なりに大事にしていることと、意識してやらないようにしていることがあります。今回は、それを一度言葉にして整理してみようと思います。
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タスク単位のマイクロマネジメントは、したくない
自分は、メンバーの作業手順やツールの使い方、進め方の細部にまで口を出すようなマネジメントは、したくないと思っています。大事にしたいのは、上下関係というより、一緒に良いものを作る「同志」のような関係性です。
指示を出して、その通りに動いてもらうという形だと、メンバーは次第に考えることをやめてしまいます。逆に、目的や基準だけを共有して、そこへの辿り着き方は任せる方が、結果的に良いアウトプットにつながると感じています。
特にデザインという仕事は、正解が一つに定まらないことも多く、進め方そのものに個性や工夫の余地があります。そこまで管理してしまうと、メンバー自身の考える力や、良いアウトプットを出すための試行錯誤の機会そのものを奪ってしまうことになると思っています。
マイクロマネジメントは、一時的には安心感があるかもしれませんが、長い目で見るとチームの思考力を奪ってしまう気がしています。
それでも、品質やアウトプットの水準は揃えたい
一方で、品質やアウトプットの水準を管理することは、マネジメントの中でも確かに自分が担うべき役割だと思っています。これは、さっきの話と矛盾しているようで、実は矛盾していないと考えています。
「揃える」ことと「縛る」ことは、似ているようで別物です。手順やスタイルを一つに縛るのではなく、目指す水準や譲れない軸を揃えたうえで、そこへの近づき方は個々に委ねる。「切磋琢磨」という言葉が、自分の感覚には一番近い気がしています。
切磋琢磨という言葉には、誰かに指示されて水準を合わせるのではなく、お互いの仕事を見て、自然と高め合っていく、というニュアンスが含まれていると思っています。マネージャーとして自分がすべきなのは、その土壌を作ることであって、一つ一つの成果物を採点することではないと感じています。

