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「クリスタ操作術 決定版」という書籍が、Clip Studio Paint ver.5対応の改訂版として登場したという話を見かけました。
プロのイラストレーターが使うテクニックを体系的にまとめた一冊のようで、長年愛用されているソフトでも、こうして定期的にアップデートに合わせた解説書が出るというのは、それだけ「使いこなす余地」がまだまだあるということなのだろうと感じています。
自分はイラストを描く人間ではないので「クリスタ」を直接使うことはありませんが、このニュースを見て真っ先に思ったのは「自分が普段使っているツールも、ちゃんと学び直したことがあっただろうか」ということでした。
今日はそのあたりについて、実務での経験を交えながら書いてみたいと思います。
「なんとなく使えている」が一番怖い
Webデザインの仕事を始めて数年経つと、大抵のツールは「調べなくても手が動く」状態になります。Figmaでも、Photoshopでも、感覚で操作できるようになると、それだけで「使いこなせている」気になってしまいがちです。
ですが実際には、我流のショートカットや自己流の手順で、本来もっと効率的なやり方があるにもかかわらず気づかないまま作業を続けている、ということが自分にはよくありました。
自分も「Auto Layout」を使い始めた頃は、なんとなく感覚で組んでいて、後から見返すと崩れやすい構造になっていることがよくありました。あの頃にちゃんと基礎から学んでいれば…と今でも思います。
特に「独学」でツールを覚えてきた人ほど、この落とし穴にはまりやすいのかもしれません。
目の前の案件をこなすために必要な機能だけをピンポイントで覚えていくので、点としての知識は増えても、線としてつながらない。結果として「このツールでできること」の全体像を把握できないまま、何年も同じツールを使い続けてしまうことがあります。
学び直しを迫られたある案件
以前、複数人でひとつのFigmaファイルを触るチーム案件に関わったことがありました。
自分はそれまでずっと個人作業が中心だったので、コンポーネントやVariablesの設計を「自分さえ分かればいい」レベルでしか組んでいませんでした。
ところがチームで作業するとなると、命名規則やレイヤー構造の意図が他のメンバーに伝わらず、レビューのたびに「これは何のためのフレームですか」と聞かれる場面が続きました。

