トーンコントロールを活用した5つの配色のセオリー

5つの配色のセオリーのイラスト

全体感が整った印象を作り出すために欠かすことができないのがトーンで、洗練された印象のものをトーンが合っているなど言いますが、これは特定の雰囲気で全体の調和がとれていることを指します。

見た人にこのトーンを感じさせる為には、色やフォントといった細部のデザインを適切に使えるよう、積み重ねる必要があります。

今回は、トーンコントロールを活用した10の配色のセオリーについてご紹介します。

トーンを活用したデザイン

グラフィックには、見た人にかわいい・セクシー・レトロ・柔らかいといった印象を与える力があり、こういった印象をトーンと呼びます。

トーンを生み出すには、それに合った画像や文章の力も必要ですが、それ以上に重要なのが配色やフォントの選び方、レイアウトのスタイルなどのデザイン要素です。

特に色の与える印象は、他の要素よりも直接的で強いもので、トーンを考える上では、配色をそのトーンに合ったものにすることが最も重要です。

また、フォントのデザインもトーンに大きく影響を与え、伝統的でクラシカルなトーンを演出したい場合は、伝統的で古いデザインのフォントを選び、可愛らしいトーンを作りたい場合は、ポップで躍動感のあるデザインのフォントを選ぶようにし、これ以外にレイアウトのスタイルもあります。

穏やかなレイアウトは、まじめで固いトーンを選び、ダイナミックに動きをつけたレイアウトは、斬新でポップなトーンを作り出します。

このように、表現したいデザインによって色以外にも、フォントやレイアウトによって与える印象をコントロールするようにしましょう。

知的で誠実な印象を与える配色

彩度の低いグレイッシュな色をプライマリのカラーとして使用し、特にクールで落ち着きのあるブルー系の色を使うと効果的で、セカンダリのサブカラーには、同系の彩度の低い色を組み合わせて使用することで、統一感を出し、白地を生かしてシンプルに見せることも重要です。

アクセントとワンポイントのカラーは、濃度の高い赤やオレンジなどの暖色をワンポイントとして使用することで、単調な印象を避けることができます。

高級感のあるラグジュアリーな印象を与える配色

高濃度で低明度の暖色系の色をプライマリの色を使用し、気品のあるパープル系や皮革を思わせるブラウン系の色をメインカラーに使用すると効果的です。

セカンダリのカラーは彩度を落としたカラーを使用し、濃度差を生かしたコントラストをつけることで上品に仕上げ、この際にゴールドやシルバーをイメージしたカラーや宝石を思わせるエメラルドグリーンなどを使用することで高級感のあるラグジュアリー印象になります。

ナチュラルで落ち着いた印象を与える配色

大地、空や海、草木などを連想させるアースカラーをプライマリカラーとして使用し、彩度を控えめにしたグリーンやブラウン系を使うことで、やさしく落ち着いたイメージになります。

セカンダリカラーは、メインカラーと色相の近い色でまとめ、ナチュラル系の服や雑貨を連想させるベージュ系の色がおすすめです。

ワンポイントやアイキャッチの色は、彩度を抑え全体のバランスを崩さないようにします。

ポップで明るい印象を与える配色

彩度が高く明るい原色系の色を組み合わせて使うことで、ポップで活気のある印象を与えることができ、プライマリカラーを設定し、トーンが同じで色相差をつけたセカンダリのカラーを組み合わせると明るい印象が出ます。

ですが、使用する色が多いと散漫なイメージになるので注意が必要で、主張する色を3つぐらいに絞り、他の配色は無彩色や使用色の同系色にすることで、全体的なまとまりを付けやすくなります。

可愛らしく親しみやすい印象を与える配色

濃度を抑えたくすみのない淡い色使いで、特にピンクやクリーム色などの暖色を中心に使うと効果的です。

プライマリとセカンダリのカラーは色のトーンを揃え、色相の差を付けカラフルな配色にすれば、軽やかなイメージになります。