「良いUXだから採用してほしい」という提案が、なぜか経営層には響かない……という話をよく見かけるようになりました。
デザイナーとしては当たり前に感じる価値でも、意思決定者にとっては「数字」で語られないと動きづらいものなのかもしれません。
今回はSmashing Magazineで紹介されていた、UXの投資対効果、いわゆる「ROI」を経営会議で通すための考え方について、自分なりに整理してみます。
「良いデザイン」だけでは予算は動かない
デザイナーが「使いやすくなります」「離脱が減ります」と説明しても、経営層が聞きたいのは「それでいくら儲かるのか」「コストはどれくらい削減できるのか」という部分です。UXの価値は本来ビジネスの成果と直結しているはずなのに、その翻訳作業を怠ると、せっかくの提案が「感覚論」として片付けられてしまいます。
自分も昔、「見やすくなるので絶対良いです!」しか言えずに提案が流れた経験があります……今思うと恥ずかしい限りです。
「ビジネス価値」を定義するところから始める
記事では、UX改善の提案をする際にまず「このプロジェクトが解決するビジネス課題は何か」を明確にすることの重要性が語られていました。
コンバージョン率なのか、サポートコストなのか、離脱率なのか。曖昧なまま「UX改善」とだけ言っても、経営層は評価軸を持てません。
まず「何を良くしたら、何が改善されるのか」の因果関係を仮説として立てることが第一歩のようです。

