前に、4人規模のデザインチームにいたことがあります。
アウトプットの前に、必ず全員でデザインレビューを行い、それぞれの気づきやフィードバックを返す、という運用でした。健全な仕組みだと思う一方で、ずっと引っかかっていたことがあります。
今回そんな振り返りと言語化で、記事にしてみたいと思います。
目次
レビューの目的は「品質を上げること」のはずだった
そもそもレビューという工程は、それ自体が目的ではなく、より精度の高いデザインを市場に届けるための手段のはずです。
ただ実際には、レビューを重ねるほどアウトプットのスピードが落ちる、という副作用がありました。
健全だとは思いつつ、心のどこかで「これ、出す意味あるのかな」と思ってしまう瞬間があったのを覚えています。
「質」を決めるのは、本当はデザイナーではなく市場
質の高いものを届けるべき、という前提はもちろん正しいと思います。
ただ、その「質」を最終的に決めるのは市場であって、デザイナーが市場の代わりに正解を判定できるとは、自分は言い切れないと感じるようになりました。
レビューで磨き上げられるのは、あくまで「市場に出す前の仮説の精度」であって、実際に成果が出るかどうかは、公開した後の反応でしか分からないからです。

