ConoHa VPSでインスタンス構築 〜第3章:macのターミナルでSSH接続編〜

macでターミナル接続

今更感がありますが、macで標準で使える「ターミナル」を使ってVPSサーバーにSSH接続します。

ターミナルで、この時点で自分が使いたいNode.jsのフレームワーク「Express」をサーバーにインストールしたり、いろんなことができる(と思っている)ようになるらしいです。

基本は、以下のConoHaの活用マニュアルに沿って進めていきます。

色々と四苦八苦しながらの内容でmacユーザーは既知の内容かもですが、是非最後までお付き合いください。

Windowsの場合

Windowの場合、SSHクライアントのソフトにはTeraTermPuTTYのこのあたりがオススメのようです。

SSH接続までのざっくりとした手順

はじめに、この記事の最終目的「ターミナルでSSH接続」までの大枠の手順についてです。以下5つのSTEPで完了します。

パスワード認証を許可する設定変更

VPSのコントロールパネルにアクセスして、コンソールからパスワードログインの許可を行います。

パスワード認証でSSH接続

macのターミナルからパスワードでVPSサーバーに接続します。

公開鍵と秘密鍵を作成

ターミナルで公開鍵と秘密鍵を作ります。

公開鍵をVPSサーバーにアップロード

公開鍵をVPSサーバーにアップロードします。

SSHでVPSに接続

ターミナルでVPSに接続して完了です。

かかかず
かかかず

こんな感じで接続していきます。

詳細の設定手順

手順と方法

それでは、詳細の設定手順についてそれぞれ説明していきます。

パスワード認証を可能にする設定変更

はじめに、VPSのコントロールパネルにアクセスして、コンソールからパスワードログインの許可を行います。

使うコマンドは以下の通りです。

vi /etc/ssh/sshd_config

上記を入力すると、設定ファイルの編集画面がコンソールで開きます。

VPSのコンソール
写真:設定ファイルの編集画面
コンソールでのスクロール

コンソールでの画面スクロールは「command」+「fn」+「→ or ↓ or ← or ↑」で可能です。

「PasswordAuthentication」の値を「yes」に、「ChallengeResponseAuthentication」の値を「yes」に変更して保存しましょう。

なお、コンソール(viエディタ)で使用する基本操作は以下5つです。ここの編集の最後に「保存(コマンドモードで「:wq」)」を忘れずするようにしましょう。

  • 「i」 … 編集モードに変更
  • 「Esc」 … コマンドモードに変更
  • 編集モードで「Back Space」 … 前の文字を消す
  • コマンドモードで「:wq」 … 保存して終了
  • コマンドモードで「:q!」 … 保存しないで終了

変更が終了したら、以下のコマンドでsshdの再起動をしましょう。

service sshd restart
かかかず
かかかず

これで、パスワード認証を可能にする設定変更は完了です。

パスワード認証でSSH接続

次に、macのターミナルを使ってSSH接続をします。

以下のコマンドを入力して、SSHで接続しをパスワードを入力します。

ssh ユーザー名@IPアドレス

以下のような画面がターミナルに表示されれば、VPSサーバーに接続完了です。

ターミナル
写真:接続完了後のターミナル

公開鍵と秘密鍵を作成

次に、ローカル環境で公開鍵と秘密鍵を作成します。

ターミナルでVPSとSSH接続されているなら、以下のコマンドをターミナルに打ち込んで、VPSとの接続を切断しましょう。

exit

接続が解除された状態で、ターミナルから以下のコマンドを実行して、2048bitのRSA暗号を使用します。表示されるメッセージはすべてデフォルトで応答するので、そのままEnterキーを何回か入力していきます。

cd ~/.ssh
ssh-keygen -t rsa -b 2048

これにより、秘密鍵と公開鍵が作成されます。

公開鍵をVPSサーバーにアップロード

次に、上記で作った公開鍵(id_rsa.pub)をVPSのサーバーに配置します。

ユーザー名・IPアドレスは書き換えの上、以下のコマンドをターミナルに入力しましょう。

scp id_rsa.pub ユーザー名@IPアドレス:~/.ssh/authorized_keys

設置が完了したら、ターミナルは以下のようになります。

ターミナル設定
写真:公開鍵をターミナルで設置後

SSHでVPSに接続

公開鍵の配置が完了したら、パスワードを入力しなくてもSSHで接続できるか確認します。

以下のコマンドをターミナルに入力して接続し、問題なく接続できれば完了です。

ssh ユーザー名@IPアドレス

問題なく接続できたら、パスワード認証できないように変更しておきましょう。

STEP.1で行った「パスワード認証を許可する設定変更」の時と同様、以下のコマンドで「/etc/ssh/sshd_config」を編集しましょう。

vi /etc/ssh/sshd_config

「PasswordAuthentication」の値を「no」に、「ChallengeResponseAuthentication」の値を「no」に変更して保存、sshdを再起動すれば完了です。

かかかず
かかかず

これでターミナルも使えるようになりました!

さいごに

個人的にはVPSのコンソールだと、文字量が多い場合下の部分が見切れてしまい、その下部へのスクロールがしづらく感じました。

その点、ターミナルの方を使った方が動作も軽く、動きがとてもスムーズでストレスフリーです。

かかかず
かかかず

トラックパッドのスクロールも普通に使える「ターミナル」の方が圧倒的に使いやすいです。

次回は、このターミナルを使って一般ユーザーの追加をし、SSHログインをしてみます。

ConohaVPS

管理人がいじっている
VPSサーバー

ConoHa VPS

バックエンドやLinuxの知識が皆無の私が使用しているのは、VPSサーバーのConoHa VPSです。

この記事は、そんなVPSサーバーでNode.jsを色々いじってみた奮闘記です。

VPSサーバーは、一台のサーバー上にメモリなどのリソースやアプリケーションをユーザーごとに確保してくれるので、安定した環境を利用できます。また、root権限で利用できるため自由度が高く、CentOS、Ubuntu、Debian、FreeBSD、openSUSEのOSを使って、いろんな環境で開発・検証ができます。

そんな ConoHa VPS の特長は以下の通りです。

  • シンプルな料金体系
  • 最小構成なら月額682円(税込)で利用可能
  • 豊富なテンプレートで環境構築も用意
  • 初期費用・最低利用期間共になし

一般的な共用サーバーでは物足りない・・・。なんて方は豊富なテンプレートも揃ったConoHa VPSでトライしてみてください。

かかかず
かかかず

共用サーバーと比べ難易度は多少上がりますが、VPSサーバーはいろんなことができるのでめちゃ楽しくオススメです。

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