レンタルサーバー・ロリポップ!の特徴と使ってみた感想

ロリポップ!のイラスト

ロリポップ!とは、GMOペパボ株式会社が運営するレンタルサーバーです。

ロリポップ!は、初めてレンタルサーバーを使う方でも安心のすぐに使える機能が充実しています。

かかかず
かかかず

YouTubeを見ていると流れる「初心者向けのレンタルサーバーはロリポップ!」のCMのやつです。

また、低価格で利用することができ、レンタルサーバーにありがちな難しい言葉遣いや、面倒な設定は可能な限り削減しており、当サイトもこのロリポップ!を利用しています。

この記事では、そんなレンタルサーバー・ロリポップ!について

  • ロリポップ!のメリット。
  • ロリポップ!のデメリット。
  • 中の人が3年使ってみた感想。

が分かる記事です。これからサーバーを借りてブログを始めてみようとしている方や、サーバーを検討をしている方は是非参考にしてもらえたら嬉しいです。

ロリポップ!のメリット

ロリポップ!のメリットは、真っ先にその価格に目が行きがちですが、それ以外にも色々なメリットがあります。

  • 月額110円からの低価格
  • 簡単にすぐWordPressを始められる
  • 実績があることの安心感

主なメリットを挙げると上記の3つですが、それ以外のメリットも含めてご説明します。

月額110円からの低価格

ロリポップ!では、最も安いプランで月額110円から利用することができます。

ロリポップの価格とプラン

「レンタルサーバー比較」でよく見かけるエックスサーバーは、一番下位クラスのプランのX10でも、月額1000円かかりますが、ロリポップ!では最低でも月額110円で利用することができます。

もちろんWordPressが構築できないなど、性能や機能はエックスサーバーの最安プランと比べて大きく劣りますが、この価格の差は定額でかかっていく金額の差とも置き換えらる為、価格の安さは非常に大きなメリットです。

ですが、価格に比例して性能やサーバーのスピードについては劣る為、自分のやりたいことと照らし合わせて決める必要があります。

ライトプランは結構頑張る

このサイトではないですが、使っているのは月額275円のライトプランです。

以下のようにこのサイトの「データ転送量の日別平均」は3GBで、ライトプランの1日当たりのデータ転送量は、100GBと結構な量があります。それでも、アクセスがピークの16:00前後になるとサーバーエラー500は出ませんが、もっさりとすることがありました。

写真:ロリポップ!アクセス解析Analog より

ですが、mp4の動画多めのページや、写真が複数のページではなく、文字がメインのページの場合はライトプランでもストレスなく表示してくれます。

かかかず
かかかず

実際使用しているのは、写真が1記事10枚程度のちょっと多めのサイトです。

そんなこんなで、ブログなら全然頑張れるスペックです。

またスピードに関しても、価格の割には結構頑張っています。以下の記事では、「Pingdom Website Speed Test」というスピード計測ツールで検証をしています。「結構頑張っている」ところが以下の記事でわかるので、興味がある方は是非ご覧ください。

関連記事 レンタルサーバー・ロリポップ!のライトプランでPingdomを使って速度を検証!どれくらいの速度なのか調べてみた。

簡単にすぐWordPressを始められる

多くのブログや、アフィリエイトのサイトではCMSのWordPressで作成、運営されていることを多く見かけます。

当サイトも例に漏れずWordPressで作成していますが、ロリポップ!レンタルサーバーでは、「WordPress簡単インストール」でWordPressを60秒で始めることができます。

ロリポップの簡単インストールUI

実際60秒かどうかは別にしても、管理画面の「WordPress簡単インストール」を選択して実行すれば、その程度の時間で構築が可能です。

自分が取得したドメインが使える

( http://【お好きな名前】.lolipop.jp )のような、ロリポップ!固有のドメインが利用できる他、取得した独自のドメインを利用することができます。

独自のドメインを利用する場合、ムームードメイン以外で取得したドメインは、以下のようにネームサーバーをロリポップ!レンタルサーバーを参照するよう設定します。

プライマリネームサーバーuns01.lolipop.jp
セカンダリネームサーバーuns02.lolipop.jp

ムームードメインで取得したドメインを利用する場合、管理画面からムームーID・ムームーパスワードを入力し、ネームサーバー認証を選択することで認証が完了します。

これ以外にも、ムームードメインでドメインを取得してロリポップ!レンタルサーバーを申し込むとドメイン利用料が12ヶ月無料になるなど、色々なメリットもあるので、独自ドメインを検討している方はチェックしてみてください。

詳細はこちらで見れます

当サイトもムームードメインで取得しました。

無料で常時SSL化が可能

多くのレンタルサーバーでは、標準でSSL化が可能ですが、ロリポップ!も例に漏れず無料でSSL化が可能です。

SSLに対応したサイトのURLの先頭は https:// となり、ブラウザに以下のように『鍵マーク』が表示されます。

SSL対応のサイト

今は滅多に見ることは少なくなりましたが、SSL対応させることでサイト全体を暗号化することにより第三者から通信を盗み見られたり、改ざんされるリスクを減らすことができます。

そして、何よりSEOの評価対象としてもこのSSLが一つになっており、対応させることは必ずと言っていいほど必要なことです。

このように、気軽に導入できる無料のSSLをロリポップ!では利用することができるので、安全性向上とSEOのためにも是非導入しましょう。

安心の「7世代バックアップ」

サイトを運営していて不安になることの一つにサーバーのトラブルもありえますが、そんな時でもデータのバックアップがあれば速やかに復元、サイトを復帰させることができます。

ロリポップ!には7世代バックアップと言う名称で、有料オプションの一つですが、月額300円で簡単にWebサーバーとデータベースサーバーのバックアップが行えます。

エックスサーバーは、どのプランにも毎日自動でバックアップする機能が標準でついていますが、その分月額も高くなってしまいます。

ロリポップ!では、転ばぬ先の杖のバックアップはとっておいた方がいいと思いますが、オプションでバックアップを追加する・しないを選択できるので、月額費用をトータルでプランニングできるのも一つのメリットです。

分からないことも調べやすい

ロリポップ!の公式サイトではマニュアルも充実しており、目的から「マニュアルを探す」など、分からないことを調べやすい内容になっています。

マニュアルページのキャプチャ

また、マニュアルやよくある質問の内容も専門用語を排して初心者にもわかりやすい表現の為、よくありがちな「出てくる言葉を他のサイトで調べてマニュアルを見る」ことが極力なく、ユーザーライクなマニュアルは非常に良い印象です。

実績があることの安心感

ロリポップ!は、2001年11月11日に開始した比較的業界内でも古い部類に入るレンタルサーバーサービスで、200万サイト以上の運営の上で、稼働率99.99%を守り続けている実績と安心感があります。

一時2006年に、ハッキング被害やyahooのクローラーに対応していないと言う事件じみた案件がありましたが、それ以降大きなトラブルがなく、安定した稼働を行っています。

このように、大規模なサーバーの停止などのトラブルを回避して安定した運用を続けている為非常に安心です。

ロリポップ!のデメリット

ロリポップ!のデメリットは主に以下の2つが挙げられると思います。

  • ライトプラン以下は使いにくい
  • アクセス過多の場合動作が不安

この2つのデメリットについてご説明します。

ライトプラン以下は使いにくい

ライトプランでは、データベースが1つ。そしてエコノミープランではデータベースがない為、WordPressを使用することができない為、誰にでも使いやすいプランではありません。

ライトプランはデータベースが1つしかない為、CMSなどのサイト運営で使えなくはないですが、ステージング環境を構築したい時は難しくなります。

また、エコノミープランでは静的ページの構築しかできない為、いくら安いとは言えどなかなか用途が限られてしまいます。

かかかず
かかかず

サブドメインとかのマルチドメインなら、スタンダードプラン以上がGOODです。

ですが、簡単な手続きでプラン変更は可能なので、PV・UUの増加に合わせていく形でアップグレードをするのも方法として良いと思います。

アクセス過多の場合動作が不安

プランによって、このデメリットは無くなりますが、一部プランではNginxなどの高速化に関わる技術がなく、Apacheの為アクセス急増時に動作が遅くなるという可能性が多少なりともあります。

Apacheは、現在もレンタルサーバーで最も多く使われているものですが、以下のようにNginxとの違いがあります。

Apacheのイメージイラスト
Nginxのイメージイラスト

このNginxが対象となるプランは、ハイスピードプラン以上が対象となるので、この不安がある場合は、ハイスピードプランを検討しましょう。

Nginx(エンジンエックス)とは?
Nginxとは、アクセス急増時にアクセスに比例してサーバーへの負荷が急激に増えず、処理速度が維持されて鯖落ちしにくいWebサーバー用のソフトウェアです。

管理画面の使いやすさは人によりけり

デメリットにはなるかどうか微妙なところですが、管理画面はXSERVERやAWSのような一覧性のある方が好きです。

というのも、ロリポップ!の各メニューは大分類でカテゴライズされたメニューが管理画面の左側に出ます。

LOLIPOP!の管理画面
写真:ロリポップ!の管理画面

この左メニューの「サーバーの管理・設定」や「サイト作成ツール」にマウスをのせた時のhover をすると以下のような詳細メニューがズラッと出るようなメニューです。

メニューを表示させた管理画面
写真:ロリポップ!の管理画面

管理画面で記事の更新や、サイトの更新をするものではなくいつも触るものではないので気にならないっちゃ、気になりませんが、「あれ、どこだっけ?」でメニューを選択して探し回る必要があるので、この仕様は好き嫌いがあると思います。

かかかず
かかかず

とは言え、不便な類じゃないです。

使ってみた感想

月額料金がロリポップよりも高くなるレンタルサーバーと比較した場合、機能面やバックアップなどのオプション機能の手厚さでは劣ります。ですが、個人のブログや、ホームページを公開し運営するには全く持って十分すぎる程の性能です。

鯖落ちしたことは今までない

現に利用して3年になりますが、動作がゴリゴリ重いという印象は無く、鯖落ちしたのもいまだかつてありません。

当たり前と言っちゃ、当たり前なのかもしれませんが表示速度に関しては、速さと安定性を備えるハイスピードプランがあるので、「どうせライトプラン」と思ってしまいましたが、不都合なく満足できるレベルでした。

かかかず
かかかず

全然いいじゃん、ライトプラン。的な印象です。

契約期間は6ヵ月がオススメ

結構忘れてはいけないのが、ロリポップ!のサーバー契約は6ヶ月以上で安くなる料金体系です。

月額料金エコノミーライトスタンダードハイスピードエンタープライズ
1ヶ月110円330円660円1,100円2,530円
3ヶ月110円330円660円1,100円2,530円
6ヶ月110円275円550円825円2,200円
12ヶ月110円275円550円825円2,200円
24ヶ月110円275円550円693円2,200円
36ヶ月110円275円550円550円2,200円
かかかず
かかかず

エコノミープラン以外は6ヶ月以上で値段が安くなっていきます。

最低契約期間の1ヵ月〜3ヶ月の場合、割高な料金になり、6ヵ月以上のプランだとだいたい最安値の月額料金で利用できます。

6ヵ月も長い、と思うかもしれませんが、ブログなりサイト運用をしようと思った場合、継続して作り込んでいくと6ヶ月はあっという間で、いずれにせよ長期間の契約になります。なので、6ヶ月以上で契約した方が断然お得です。

収益が上がるまではライトプランがピッタリ

ライトプランなら、12ヶ月の1年契約で3,300円です。

実際ブログを作って、Google Adsenceやアフィリエイトの収益が上がり、この金額が回収できるまでの期間がかかります。

その間、ライトプランでレンタルサーバー料金を抑えながら記事を書き、サイトを整えていきサーバー料金を徐々に回収していく期間には最適なプランです。

かかかず
かかかず

個人差はあると思いますが、最低3ヶ月あれば全然ペイできると思います。

仮に長期契約をして、途中でプランを上げる変更でも簡単に可能なので、最初のうちはライトプラン。軌道に乗ったらスタンダードプランという流れもできるので、コストも考えて運用できる点もこのライトプランのいいところです。

さいごに

また、全然関係ない部分かもしれませんが、リブランディングによりベタ塗りながらも抜きどころと親しみやすがあるロリポップ!の全体感のデザインと、イラストを適度に使ったクリエイティブも好きなので、よっぽどのことがない限り続けて利用すると思います。

ロリポップ!のサイトのキャプチャ

そんなこんなで、オススメになるロリポップ!に興味がありましたら是非チェックしてみてください。

ロリポップ!

ホームページ・ブログ作成にLOLIPOP!

価格の安さは非常に大きなメリット。当サイトもLOLIPOP!を使って運用しています。

評価
おすすめ
ポイント
月額110円からの低価格
特徴 安くて動作も安定

ロリポップよりも高いレンタルサーバーと比較した場合、機能面やバックアップなどのオプション機能の手厚さでは劣りますが、個人のブログを運営するには全くもって十分な性能です。プランは、WordPressが使えるライトプラン以上がオススメです。

参考サイト

参考法人向けサーバーとの違いとは?個人向けレンタルサーバーの選び方LOLIPOP!
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