レンタルサーバー・ロリポップ!のライトプランは、月額220円〜 WordPressが利用できる格安のプランで、SSLも無料で使えたりと金額以上に色々できるコストパフォーマンスに優れたプランです。
ですが、ライトプランは実際に速いかどうかが気になり「Pingdom Website Speed Test」というスピード測定のツールを使って計測してみました。
この記事では、レンタルサーバー・ロリポップ!のライトプランについて
- ロリポップ!ライトプランのスピードのスコア
- ロリポップ!ライトプランx各テーマのスコア
- ライトプランの速度はどうなのか?
の内容です。ロリポップ!のレンタルサーバー を検討中の方はこの記事を是非最後までご覧頂き、検討の一つにしてもらえたら嬉しいです。
目次
Pingdom Website Speed Testで試すテーマと条件
テストでは、「Pingdom Website Speed Test」のオンラインツールで、ロリポップ!のWordPressが使えるライトプランで計測しています。
「Pingdom Website Speed Test」は、無料で使える計測ツールで、速度のグレードと点数、ページの読み込み時間、他サイトとの比較、ページサイズ、リクエスト数が分かります。
シンプルなUIで、スピード測定の結果も分かりやすいです。
で、この記事では以下3つのテーマで、記事はインストール直後の「Helle World!」の1記事のみ。そして、プラグインなどの追加は無しの状態で、それぞれ設定を変更して計測しています。
テーマ | バージョン |
---|---|
Twenty Twenty-One | 1.3 |
SANGO | 2.4.2 |
Cocoon | 2.2.8.8 |
Pingdom Website Speed Testの詳細については、以下の記事にまとめました。詳しくは以下の関連記事をご覧ください。
関連記事 サイトのスピードが測定できるPingdom Website Speed Testの特徴と調べる方法
ロリポップ!のライトプラン
ロリポップ!のライトプランは、月額275円〜 使えるプランで、ロリポップ!でユーザーが最も多いであろうと想像できる代表的なプランです。
MySQLのデータベースが1個使えるので、WordPressが使えたり、独自SSLも無料で使えるなどコスパの良いプランです。
このテストでは、ライトプランで検証を行なっていますが詳細や他のプランの比較については以下の記事と併せてご覧ください。
関連記事 レンタルサーバー・ロリポップ!各プランの違いと選び方 [2021年3月]
各レンタルサーバーの速さの結果と各詳細記事
この記事で測定しているレンタルサーバー以外に、各社毎にSANGOやCocoonのテーマや、GoogleフォントをONにしてスピード測定をしています。
結局どれが速いの?
こんなお悩みのある方は、各測定結果を交えて解説していますので、各「測定記事」のリンクからご覧ください。
スピード測定結果のまとめ記事
それでは、ロリポップの速さについて見ていきましょう。
ロリポップ! × Twenty Twenty-One
Twenty Twenty-Oneは、WordPressのver.5.7.1をインストールした時のデフォルトのテーマです。
非常にシンプルなレイアウトとデザインの為、この記事で比較しているSANGO、Cocoonよりは速いスコアが出る傾向です。
何もいじってない状態
パフォーマンスグレードが B88で、ロード時間が780msとそこそこ速いスピードが出ています。それもそのはず、ページサイズが46.9KBとかなり小さい為、このスピードです。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | B 88 |
Page size | 46.9KB |
Load time | 780ms |
Requests | 9 |
ロリポップ! × SANGO
「WordPressのオススメテーマ」でぐぐると、絶対と言っていいほど挙がる、SANGOです。シンプルで居心地のいいテーマで、カスタマイズしなくても見やすいサイトやブログが簡単に作ることができます。
当サイトもこのSANGOを利用しています。
何もいじってない状態
ページサイズに比例して、パフォーマンスグレードが B84になっています。決して遅いスコアではありませんが、気になるところです。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | B 84 |
Page size | 219.3KB |
Load time | 1.60s |
Requests | 15 |
SANGOの高速化設定ON
高速化設定ONをすると、パフォーマンスグレードが2上昇し早くなっています。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | B 86 |
Page size | 210.2KB |
Load time | 1.52s |
Requests | 14 |
Googleフォント適用時
Googleフォントを適用させると、ページサイズが倍以上になりますが、ロード時間はSANGOのデフォルトの状態と変わらない為、グレードもそのまま B84 と変わりません。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | B 84 |
Page size | 535.5KB |
Load time | 1.60s |
Requests | 28 |
ロリポップ! × Cocoon
Cocoonは国産のWordPressのテーマで、管理画面上で色々な機能を簡単にカスタマイズできる無料のテーマです。使っているユーザーを多く見かけます。
何もいじってない状態
パフォーマンスグレードが B81 と気になるところですが、ロード時間はそこまでかかっていないので、体感ではそこまで「遅い」印象にはならないと思います。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | B 81 |
Page size | 218.4KB |
Load time | 857ms |
Requests | 19 |
Cocoonの高速化設定ON
高速化設定ONにすると、パフォーマンスグレードが A97と大きく上がり、高速化されています。なので、サーバースペックの速さというよりは、テーマの高速化が適切にスコアに反映されている様子です。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | A 97 |
Page size | 215.0KB |
Load time | 883ms |
Requests | 12 |
さいごに
色々と見てきましたが、レンタルサーバー・ロリポップ!のライトプランのパフォーマンスグレードは、平均して85前後で「価格の割にそこそこ速い」という印象が率直なところです。
平均90以上なら速い印象です。
というのも、記事やコンテンツの増加に応じて、このパフォーマンスグレードは下がっていきます。
これは読み込みの量に比例して、ロード時間も長くかかる為どうしようもない部分ですが、インストール直後の状態で B スコアは、ここから下がっていきます。その為、厳しい部分もありますが、ロリポップ!の契約プランは、契約後のアップグレードが可能なので、ライトプランは一番初めの気軽にスタートするには、最適なプランです。
この辺りのことをまとめると、
- ロリポップ!ライトプランはそこそこ速い。
- テーマによっては高速化で速くできる。
- このスピードで月額220円〜はコスパ良し。運用していったら契約変更は考えた方がいい。
です。
レンタルサーバー・ロリポップ!のライトプランは月額220円〜 利用できる格安級のプランで、10日間の無料お試しも可能です。気になった方は、以下の公式サイトを是非チェックしてみてください。