エックスサーバーとmixhostの2社は、有名なブロガーさんの間でもどっちをオススメするかが分かれる速くて人気のサーバーです。最近ではこの2社からレンタルサーバーを選ぶ人が非常に多い印象です。
実際には、体感的に速く、サーバーの不具合でもっさりしたことがない為、どちらオススメのサーバーです。
この記事は、そんなエックスサーバーとmixhostについて
- それぞれのサーバーの強み。
- 価格や速さのいろんな比較。
- 結局どっちがオススメ?
の内容で、この2社の違いを徹底的に比較していますので、是非最後までご覧ください。
エックスサーバーは過去に2年半ほど使い、mixhostは現在も使っている「中の人」が解説します。
目次
エックスサーバーとmixhostの概要
まずは、ざっくりとしたエックスサーバー とmixhostの金額や違いについてです。以下のような違いです。
サーバー | エックスサーバー X10 | mixhostスタンダード |
---|---|---|
月額料金 | 990円〜 | 968円〜 |
初期費用 | 3,300円 | 0円 |
無料お試し期間 | 10日 | 30日 ※返金保証 |
容量 | 300GB | 250GB |
転送量目安 | 900GB/日 | 9TB/月 |
WordPress 簡単インストール | ○ | ○ |
独自ドメイン数上限 | 無制限 | 無制限 |
プラン変更 | ○ | ○ |
Webサーバー | apache 2.4.x、nginx | LiteSpeed |
バックアップ | 自動バックアップ | 自動バックアップ |
運営実績 | 17年 | 4年 |
運用サイト数 | 190万以上 | 20万以上 |
サポート | メール・電話・チャット | メールのみ |
大枠は同じようなサービス内容ですが、エックスサーバー は初期費用がかかったり、サポート内容の範囲など異なり、運営実績年数などが大きく異なってきます。
これらを踏まえた上で比較していきましょう。
どっちがいいのか?を6つの項目で比較
はじめに結論から言ってしまうと、ずっと使うならストレスフリーのエックスサーバー、アダルトジャンルのブログを運営するならmixhostがそれぞれオススメです。
こんな感じのオススメですが、理由について詳細をご覧ください。
エックスサーバーとmixhostの比較
エックスサーバー とmixhostの比較した項目は以下の6つです。記載の「○」は軍配が上がった方で、「△」は同等の場合の評価です。
エックスサーバー | mixhost | |
---|---|---|
価格 | ||
速さ | ||
稼働率 | ||
サポート体制 | ||
オプション | ||
歴史 |
価格はmixhostが安い
価格は、3ヶ月〜6ヶ月契約の場合エックスサーバーの方が安く、12ヶ月契約以上ではmixhostの方が安くなります。
エックスサーバーX10 | mixhostスタンダード | |
---|---|---|
初期費用 | 3,300円 | 0円 |
3ヶ月契約 | 1,320円/月 | 1,518円/月 |
6ヶ月契約 | 1,210円/月 | 1,298円/月 |
12ヶ月契約 | 1,100円/月 | 1,078円/月 |
24ヶ月契約 | 1,045円/月 | 1,023円/月 |
36ヶ月契約 | 990円/月 | 968円/月 |
上記のように、月額費用の差は少々の差ですが、大きいのは初期費用です。
記事執筆(6月10日)時点では、エックスサーバーで初期費用が半額になっていたりと、期間限定のキャンペーンで安くなってることはありますが、mixhostは初期費用0円で違いが出ます。
これらを考えると、契約したての時は初期費用の差が大きい為、mixhostが安くなります。
速さはエックスサーバーが速い
速さは、若干ながらエックスサーバーが速い結果でした。
以下は2つのサーバーで、いろんなテーマや設定を有効にして、サイトの表示速度を pingdom と言うオンラインツールで計測した結果です。
関連記事 サイトのスピードが測定できるPingdom Website Speed Testの特徴と調べる方法
ロード時間 | エックスサーバーX10 | mixhostプレミアム |
---|---|---|
Twenty Twenty-One | 203ms | 226ms |
SANGO | 1.13s | 1.19s |
SANGO 高速化 | 1.12s | 1.57s |
SANGO Googleフォント | 1.16s | 1.23s |
Cocoon | 315ms | 392ms |
Cocoon 高速化 | 299ms | 328ms |
この数値以外でも、この僅差の通り「速い」印象を持つユーザーが多く、ネットの感想の一部を抜粋すると以下の通りです。
Webサーバーで、LiteSpeedを使っているmixhostの方が速いかな?と想像していましたが、結論としては2社同士で比較すると、若干程度エックスサーバー の方が速いという結果です。
関連記事 国内シェアNo1・エックスサーバー のX10プランでPingdomを使って速度を検証!どれだけ速いのか調べてみた。
関連記事 mixhostのプレミアムプランでPingdomを使ってサイトのスピードを測定
稼働率はどっちも安定
稼働率は、以下のようにどちらも99.99%と非常に安定しています。
レンタルサーバー | 稼働率 |
---|---|
mixhost | 99.99%品質保証 |
ロリポップ | 実績99.99% |
wpX speed | 非公開 |
ConoHa WING | 99.99%品質保証 |
Xserver | 実績99.99% |
さくらのレンタルサーバ | 実績99.99% |
カラフルボックス | 非公開 |
ヘテムル | 実績99.99% |
スターサーバー | 非公開 |
JETBOY | 非公開 |
リトルサーバー | 非公開 |
稼働率は、サーバーが正常に稼動してる割合を指しています。
例えば、1年は 365(日)×24(時間)=8760(時間)
ですが、稼働率が99.99%の場合「残りの0.01%=0.0001(%)」、つまり年間約53分程度サーバーがダウンして、サイト・ブログにアクセス出来ない状態とも言い換えられます。
対して、稼働率が99.9%の場合、年間約8時間45分のサーバーダウンの時間です。
なので、この稼働率99.99%を安心できる数字と見るかはそれぞれかもしれませんが、両社とも安心できる稼働率になっています。
個人的にも稼働率は重視しています。と言うのも、サーバーが落ちるとヘコみます・・。
サポート体制はエックスサーバーが手厚い
サポート体制は、エックスサーバーの方が手厚くなっています。
mixhostは、メールでのサポートに対応していますが、電話サポートが無い為、公式サイトの サポート > ヘルプセンター で調べる必要があります。
一方、エックスサーバーではメールでのサポートは原則24時間以内に対応し、電話でのサポートも平日10時から18時まで対応してくれます。
このように、サポートの手厚さはエックスサーバーに軍配が上がり、初心者の方には、電話でも対応してくれるエックスサーバーの方が安心です。
他社のレンタルサーバーから乗り換える場合、設定代行を両社とも有料で行っていますが、エックスサーバー ではこれ以外に独自ドメイン設定や、サーバーのデータ削除など、色々な代行サービスを展開しています。
項目 | 作業内容 | 所用日数 | 価格(税込) |
---|---|---|---|
まとめて初期設定 | CMSインストール・メールアドレス作成・独自ドメイン設定・サブドメイン設定 | 2営業日 | 33,000円 |
CMSインストール | WordPress/EC-CUBE/Pukiwikiのインストール | 2営業日 | 5,500円 |
メールアドレス作成 | メールアカウント設定を追加 | 2営業日 | 5,500円 |
独自ドメイン設定 | 独自ドメイン設定を追加 | 2営業日 | 5,500円 |
サブドメイン設定 | サブドメイン設定を追加 | 2営業日 | 5,500円 |
サーバーのデータ削除 | 指定したディレクトリ配下のデータを削除します | 3営業日 | 11,000円 |
サーバー移転 | WebサイトやWordPressなどのサーバー移転 | 5営業日 | 33,000円 ※移転するサイト1件あたり |
その他サーバーパネルの操作代行 | サーバーパネルで提供する各機能設定の操作を代行 | 別途お見積り | 別途お見積り |
その為、小難しい設定に関しても対応してくれるので、エックスサーバーは安心です。
オプションの機能はどちらも充実
オプションの機能はそれぞれ特色がありますが、とても充実しています。
オプションの機能とは、基本のサーバー機能やスペック以外にできることとしています。
エックスサーバーでは、モリサワの33種類のWebフォントが無料で使えます。
通常モリサワのWebフォントを使おうと思うと、月額2,200円のスタンダードプランや、年間50,000円のモリサワパスポートの契約が必要ですが、これらの契約がなくても使えるので、非常に大きなメリットです。
mixhostは、アダルト系のサイトやブログを作ることができます。
ニッチなジャンルながらもそのようなサイトやブログを作りたい人にとっては、うってつけのレンタルサーバーです。
歴史はエックスサーバーが長くて老舗
レンタルサーバーを検討中の方に、もう一つ重視して欲しいポイントは運営実績で、老舗のエックスサーバーは運用サイト数もmixhostの10倍程度の190万件以上です。
運用実績や運用サイト数は、侮ってはいけない部分です。
と言うのも、サーバーに不具合が起きないのが第一で前述の「稼働率99.99%」という数値が目安としてありますが、それ以上に利用者が多いということは、使っていても大きな問題が起きておらず、安心して使えるレンタルサーバーであるとも言えます。
また、この運用サイト数が多ければ多いほど、わからないことをググった時にその分解決方法が検索で多数出てきます。
エックスサーバーは、Googleからの検索だけでなく、Twitterでも色々情報を拾いやすいです。
その為、老舗のエックスサーバーに軍配が上がります。
比較してそれぞれ向いているユーザーとオススメポイント
6つの項目について比較してきましたが、それぞれの結果を踏まえたエックスサーバーとmixhostのオススメポイントです。
誰でも安心して使える王道エックスサーバー
エックスサーバー はサポートが手厚く、初心者の方やこれからサイトやブログを作ろうと思っている方に是非オススメしたいサーバーです。
上記のように、速さなどのサーバースペックや、オプション機能など全てにおいて高得点なのが理由です。
また、これ以外にも190万以上のサイト運用実績もあるので、わからないことはググれば大抵のことは分かります。
それに安定性も加わって、「誰でも安心して使える」を体現しているレンタルサーバー として、非常にオススメです。
まさにレンタルサーバーの王道で、国内シェアNo.1なのも納得です。
アダルトジャンルのブログを運営するならmixhost
mixhostは速くて安定しているのでオススメですが、その速さと安定性を活かして、アダルトジャンルのブログを作ってみようかな?と検討している方にはオススメのレンタルサーバーです。
サーバースペックは間違いなく、ある程度レンタルサーバーの利用に慣れている人で、サポートはあまり利用ない方には是非オススメなレンタルサーバーです。
さいごに
両社のレンタルサーバー共、速く安定していながら価格も似ている為、非常に比較が難しかったのが事実です。
あえて言うと、モリサワのWebフォントが使えることが魅力的なので、個人的にはエックスサーバーしたいところですが、重視するポイントはそれぞれあると思うので、是非ともこの記事を参考にしてください。
最後に、この記事の内容をまとめると、
- どちらのサーバーも速くて安定。
- 誰にでもオススメなのはエックスサーバー。
- ある程度サーバーの扱いに慣れている人ならmixhostもGOOD。
です。
この2社で検討中の方や、これからどのサーバーと契約してブログを作ろうかな?と考えている方に、この記事が参考になれば嬉しいです。
気になった方は公式サイトから是非チェックしてみてください。