月額1,000円前後のレンタルサーバー 価格や仕様の比較一覧

1000円のレンタルサーバー比較

2017年と2018年のGoogleの調査によれば、ページ表示速度が1秒から3秒になると直帰率が32%増加、6秒になると106%増加、10秒まで遅くなると123%増加するそうです。

このように、ホームページやブログで、サイトの表示速度はとても重要なポイントです。

悩む人
悩む人

結局どこのレンタルサーバーがいいんだろう?

そんな方へ、この記事では各社レンタルサーバーの比較を行い、検討ができる内容になっています。

対象のレンタルサーバーは、月額1,000円前後で速さに定評のあるヘテムル・エックスサーバー・ConoHa WING・mixhostの4社です。

サービス名 初期費用 月額費用 プラン ディスク容量
ヘテムル
特徴ヘテムル
2200円 990円 ベーシックプラン 200GB
SSD
エックスサーバー
特徴エックスサーバー
3300円 1100円 スタンダード(旧X10)プラン 300GB
SSD
ConoHa WING
特徴ConoHa WING
無料 1320円 ベーシックプラン 300GB
SSD
mixhost
特徴mixhost
無料 1078円 スタンダードプラン 250GB
SSD

関連記事 レンタルサーバー 価格別比較一覧表

かかかず
かかかず

比較しやすいよう、この記事では一覧表で解説していきます。

価格やディスク容量の基本的な機能の比較

まずは、初期費用やディスク容量などの基本的な機能の比較について見ていきましょう。

かかかず
かかかず

項目で違いが大きい部分には、〇〇〇 で色塗りしています。

各社 ヘテムル
ヘテムル
エックスサーバー
エックスサーバー
ConoHa WING
ConoHa WING
mixhost
mixhost
初期費用 2200円 3300円 無料 無料
お試し期間 15日 10日 なし なし
月額料金 990円 1100円 1320円 1078円
最低利用期間 3ヶ月 3ヶ月 なし 3ヶ月
ディスク容量 200GB
SSD
300GB
SSD
300GB
SSD
250GB
SSD
データベース 70個 無制限 無制限 無制限
無料独自SSL
Let’s Encrypt

Let’s Encrypt

Let’s Encrypt

COMODO社
転送量目安 4.8TB/月 4.5TB/月 24TB/月 18TB/月
転送量超過時の課金 なし なし なし なし
自動バックアップ
バックアップ復元 5500円/回 無料 無料 無料
月額料金について

月額料金は、以下のプランを契約期間12カ月で記載しています。

ヘテムル:ベーシック/エックスサーバー:スタンダード(旧X10)/ConoHa WING:ベーシック/mixhost:スタンダード

料金と最低利用期間

料金と最低利用期間の比較では、主に以下3点が全体感です。

  • 初期費用はConoHa WINGmixhostが無料。
  • 月額料金は4社とも1000円前後でほぼ同等。
  • 最低利用期間はConoHa WINGのみ無し。それ以外は3ヶ月。

まずはじめにかかる初期費用で無料なのは、ConoHa WINGmixhostの2社でお得です。

月額料金は、4社とも長期契約になれば月額が下がる料金体系で、1000円前後の同じ価格帯です。

ConoHa WINGのみ最低利用期間がなく、お気軽にいつでも辞められる料金体系で、かつ独自ドメインとセットにした「WING パック」で長期契約割引にも対応しています。

デイスク容量などの基本的機能

ディスク容量などの基本的な機能については、4社ともどれも過不足なく、運用には全く問題ない仕様です。

  • ディスク容量は4社ともほぼ同等。
  • 月の転送量超過時の課金は4社とも無し。
  • データベースはヘテムルのみ70個の制限あり。
  • 4社とも自動バックアップは無料。ただし復元はヘテムルのみ有料。

自動のバックアップについては、全社基本に含まれていますが復元時の有料・無料に違いがあり、ヘテムルのみ有料になっています。

サーバー機能の比較

次に、ドメインやWordPress簡単インストール、そしてサポート内容などの機能についてです。

各社 ヘテムル
ヘテムル
エックスサーバー
エックスサーバー
ConoHa WING
ConoHa WING
mixhost
mixhost
マルチドメイン 無制限 無制限 無制限 無制限
サブドメイン 無制限 無制限 無制限 無制限
メールアドレス数 無制限 無制限 無制限 無制限
FTPアカウント 50個 無制限 無制限 無制限
簡単インストール
アクセス解析
WordPress簡単移行 × ×
WAF
ウィルスチェック
メールサポート
電話サポート ×

サーバー移行とサポートに違いあり

4社とも、Webサーバーやマルチドメインなどの基本的な機能に違いはあまり見られません。

  • WordPress簡単移行ツールはエックスサーバー・ConoHa WINGで利用可能。
  • mixhost以外の3社は電話でのサポートも可。

サーバー間の引越しで使える「WordPress簡単移行」は、ConoHa WINGエックスサーバーで使えます。

ですが、以前ロリポップ!からConoHa WINGに移行をした際にエラーが出たことがあり、一方エックスサーバーへの移行はスムーズに行ったりと、会社間の相性もあるようです。

その為、自分が契約している元サーバーとの相性などもチェックポイントしておく必要があります。

サーバー高速化関連の仕様の比較

そして、サーバーの高速化に関連して使われている技術や仕様についての比較です。

各社 ヘテムル
ヘテムル
エックスサーバー
エックスサーバー
ConoHa WING
ConoHa WING
mixhost
mixhost
Webサーバー Apache nginx Apache+nginx LiteSpeed
HTTP/2
HTTP/3 × × ×
QUIC × × ×
RAID構成 RAID RAID10 RAID10 RAID10
OPcashe
PHP5/7
採用技術 モジュール版PHP Xアクセラレータ
Fast CGI
ブラウザキャッシュ
MariaDB(一部)
Lite Speed LSAPI
コンテンツキャッシュ
ブラウザキャッシュ
LIteSpeed Cashe
Lite Speed LSAPI
MariaDB

高速化についての取り組み

ConoHa WINGエックスサーバーmixhostの3社は、「高速」自体をサービスの中心に据えてブラウザキャッシュなどの技術の採用を積極的に進めています。

  • Webサーバーはヘテムル以外のエックスサーバー・ConoHa WING・mixhostが高速・最適化。
  • HTTP/3とQUICはmixhostのみ対応。※QUIC … Googleが開発したHTTP/2より高速プロトコル
かかかず
かかかず

どれも甲乙付け難いところですが、エックスサーバー・ConoHa WING・mixhostの3社は特に高速化の技術を積極的に取り入れています。

スピード測定のスコア

最後に、これらの仕様を踏まえてPingdomというオンラインツールを使って行った、スピード測定のスコアについてです。

レンタルサーバー 速さ(秒数) パフォーマンスグレード
ConoHa WING測定記事 144ms A 96
Xserver測定記事 203ms A 96
mixhost測定記事 226ms B 90
ヘテムル測定記事 317ms A 96
テーマ:Twenty Twenty-One / ツール:Pingdom

関連記事 サイトのスピードが測定できるPingdom Website Speed Testの特徴と調べる方法

スピード測定のスコア

ヘテムル・エックスサーバー・ConoHa WING・mixhostの4社は、速度調査でも甲乙つけがたくどれも快適に使える速度です。

  • 4社ともそこまで大差はなく、どれも速い

スピード測定では、ネットワーク環境やページ数やサイトの構造によってスピードは変わるので、無料お試し期間を利用してのテストも視野に入れることも大切です。

さいごに

レンタルサーバーサービスは、近年大幅に進化しています。

それに伴って競争も激しくなり、「ドメイン永年無料」などの特典付きなどの価格競争も起きているのでユーザーにとってのメリットもそれに比例して多くなっています。

最後に、この記事の内容をまとめると、

  • 4社とも高速。
  • 各社とも競争しているので、各キャンペーンも要チェック。
  • この4社ならどれを選んでも快適に使えるので、自分に合ったサーバーを見つけましょう。

です。

是非、自分に合ったサーバーを見つけて快適なサイト・ブログの運営を実現しましょう。

カテゴリーのイラスト

同じカテゴリの記事一覧

ボタンの影

レンタルサーバー