リトルサーバーの各プランの違いと特徴[2021年10月]

リトルサーバーのプランと違い

リトルサーバーの最大の特徴は、第一に安さですが、価格以外にも十分な機能をコンパクトにまとめたサービスを提供しています。

この記事は、そんなリトルサーバーの各プランの違いと特徴について

  • リトルサーバーの各プランの金額。
  • リトルサーバーの特徴と良いところ。
  • リトルサーバーで気になるところ。

の内容です。

以外に知られていないリトルサーバーの特徴について、是非この記事を最後までご覧ください。

リトルサーバーは4つのプランから選択可能

リトルサーバー では、ミニプラン・ワードプラン・リトルプラン・ビッグプラント、4つのプランから選ぶことができます

全てのプランで初期費用は1,012円がかかり、他社レンタルサーバーと同様長期の契約になればなるほど月額費用は安くなります。

プランミニプランワードプランリトルプランビッグプラン
初期費用1,012円1,012円1,012円1,012円
6ヶ月2,200円2,563円2,860円4,114円
12ヶ月2,992円3,586円4,312円6,688円
かかかず
かかかず

それぞれのプランの詳細と料金は以下からご覧ください。

ミニプラン

ミニプランは必要最低限のプランで、月額150円〜 利用することができるコスパ重視用のプランです。

かかかず
かかかず

業界最安級のプランです。※最安には他社で99円もある為、あくまで最安級です

データベースは3つ利用できますが、ディスク容量が20GB程度で、高速化設定もないプランの為WordPressなどのCMSの運用にはやや不向きなプランです。

その為、テキストベースのコンテンツや、静的なページで運用する場合に良さそうなプランです。

初期費用1,012円
利用料金12ヶ月/1,980円 / 6ヶ月/1,188円
ディスク容量SSD 20GB
提供ドメイン3個 (アカウント1個+追加2個)
独自ドメイン無制限
メールアドレス数提供ドメインアドレスは20個 / 独自ドメインアドレスは無制限
メール転送先最大3件
マルチFTPアカウント20個
Cron (最短実行間隔)2件 (5分)
独自SSLLet’s Encrypt
データベースMySQL 3個
SSHログインあり
バックアップ7日分

ワードプラン

ワードプランは、月額195円〜 のリーズナブルな価格はそのままに、http/2などの高速化機能を備えたWordPress特化のプランです。

かかかず
かかかず

この価格で高速設定付きはびっくりです。

ディスク容量が30GBと、WordPressなどのCMSを使うには心許ない容量ですが、高速化設定も利用できるので一個のサイトやブログで利用するなら十分なスペックです。

初期費用1,012円
ご利用料金12ヶ月/2,574円 / 6ヶ月/1,551円
ディスク容量SSD 30GB
提供ドメイン3個 (アカウント1個+追加2個)
独自ドメイン無制限
メールアドレス数提供ドメインアドレスは20個 / 独自ドメインアドレスは無制限
メール転送先最大3件
マルチFTPアカウント20個
Cron (最短実行間隔)2件 (5分)
独自SSLLet’s Encrypt
データベースMySQL 5個
SSHログインあり
バックアップ7日分

リトルプラン

リトルプランは、ディスク容量が60GBとデータベースの数が、一個下のワードプランに比べて倍になります。

また、SNIなんていうSSL証明書が使えます。

詳細は割愛しますが、従来1つのサーバーで1つしか使えなかったSSLのサーバー証明書が、SNIではドメイン名(URL)単位で利用できるようになるので、複数ドメインでの運用が可能になったりと、便利な機能が利用できます。

初期費用1,012円
ご利用料金12ヶ月/3,300円 / 6ヶ月/1,848円
ディスク容量SSD 60GB
提供ドメイン4個 (アカウント1個+追加3個)
独自ドメイン無制限
メールアドレス数提供ドメインアドレスは50個 / 独自ドメインアドレスは無制限
メール転送先最大10件
マルチFTPアカウント50個
Cron (最短実行間隔)5件 (5分)
独自SSLLet’s Encrypt / SNI
データベースMySQL 10個
SSHログインあり
バックアップ7日分

ビッグプラン

ビッグプランは、リトルサーバーの最上位プランながら月額430円〜 とここでもリーズナブルな価格で、ディスク容量が120GBとかなり余裕もできてくるサーバースペックです。

かかかず
かかかず

最上位プランでも月額430円〜 の価格は、リトルサーバーならではです。

ディスク容量は考慮する必要がありますが、月額費用が安いながらも、独自ドメインも無制限に利用することができるので、安い月額費用でたくさんのサイトやブログを使いたい人には最適なプランです。

初期費用1,012円
ご利用料金12ヶ月/5,676円 / 6ヶ月/3,102円
ディスク容量SSD 120GB
提供ドメイン6個 (アカウント1個+追加5個)
独自ドメイン無制限
メールアドレス数提供ドメインアドレスは200個 / 独自ドメインアドレスは無制限
メール転送先最大15件
マルチFTPアカウント100個
Cron (最短実行間隔)10件 (1分)
独自SSLLet’s Encrypt / SNI
データベースMySQL 50個
SSHログインあり
バックアップ7日分

リトルサーバーの特徴・良いところ

リトルサーバーの特徴と個人的に良いなと思ったところです。

月額150円〜 のお手頃価格

他社と比較しても圧倒的な安さで、一番安いプランで月額150円〜 利用できます。

低価格のサーバーは、どうしても「安かろう・悪かろう」と勝手に想像してしまいがちですが、リトルサーバーはそんなことなく、動作の重さもなく普通に使える評判が目立ちます。

また、独自ドメインや、マルチFTPアカウントやメール転送機能など、基本的な機能も利用可能なので、なるべくコストを安く抑えつつ、WordPressでサイトを構築、運用したいというユーザーにはぴったりのプランです。

かかかず
かかかず

安くて「普通に使える」のはリトルサーバーの良さです。

普通に速い

価格が安い為、想像でたいして速くないと勝手に想像していましたが、リトルサーバーの速度は速いです。

以下の記事では、リトルサーバーで下から2番目のワードプランでスピード測定をしていますが、普通に速い結果が出ています。スピードを犠牲にして価格を安くしている訳ではないことは非常にGOODなポイントです。

レンタルサーバー速さ(秒数)パフォーマンスグレード
ConoHa WING測定記事144msA 96
カラフルボックス測定記事192msB 90
Xserver測定記事203msA 96
スターサーバー測定記事216msA 96
mixhost測定記事226msB 90
リトルサーバー測定記事241msA 96
ヘテムル測定記事317msA 96
ロリポップ測定記事780msB 88
JETBOY測定記事974msB 90 
さくらのレンタルサーバ測定記事3.37sA 92
テーマ:Twenty Twenty-One / ツール:Pingdom

無料SSLやマルチドメインなどにも対応

リトルサーバーは、無料独自SSLのLet’s Encryptにも対応しています。

また、ひとつのサーバで複数のドメインを管理するマルチドメインにも対応しているので、基本的な機能もきちんと完備されているので安心して利用できます。

リトルサーバーの気になるところ

早くて月額150円〜 とコスパの良いリトルサーバーですが、ちょっと気になるところがあります。

気になる点のイラスト

気になる点は以下の3つです。

ディスク容量と1日転送量がちょっと少ない

ディスク容量がそれぞれ20GB・30GB・60GB・120GBと、画像や動画のメディアファイルをふんだんに使うサイトの場合、注意が必要なディスク容量です。

また、1日あたりの転送量に明示的な制限はしていませんが、リトルサーバーの公式サイトによればミニプラン30GB・ワードプラン45GB・リトルプラン90GB・ビッグプラン180GBを目安と出しています。

ビッグプランになれば支障なく利用できそうですが、上限に達してまうと帯域制限がかかり、表示に支障が出てしまうので、これも注意が必要です。

かかかず
かかかず

ちなみにエックスサーバーだと、X10プランで1日の転送量目安数値は180GBです。

サポートがメールのみ

リトルサーバーでのサポートは、メールのみです。電話や、チャットには対応していません。

その為、問い合わせた内容の返信は、即時ではなく基本24時間(1営業日)程度待つ必要があります。

なので、分からないことや困ったことは極力独力で解決することが必要で、初心者にはちょっと厳しい環境ですが、考え方を変えればその分コストが抑えられている部分もあるので、基本はマニュアルや自分で調べて対応していくことが必要です。

障害情報の透明性

リトルサーバーの障害系の情報は、主に公式サイトの「お知らせ・新着情報」で見ることができますが、一部のみと想像できる内容です。

お知らせ・新着情報

というのも、他社のロリポップ!は稼働率は99.99%以上です。この99.99%という稼働率は、年間の停止時間で考えると52分34秒です。

このロリポップ!の稼働率で、直近の全ての障害情報は以下の量になります。

ロリポップ!の障害情報

このように、障害情報系の情報が全量でない為伺い知ることができず、2021年5月段階で、新着系情報の更新も2020年内いっぱいで止まっているのも気になるところです。

さいごに

レンタルサーバーのリトルサーバーは、他社との差別化がされていて、ディスク容量やサポート体制と月額費用を天秤にかけてもマッチするのであれば、非常にお得なレンタルサーバーです。

その為、誰にでもオススメとは言いにくいですが、それでもコスパの良さは突出しているレンタルサーバーです。

最後に、この記事の内容をまとめると、

  • 普通に速く、価格も手頃。
  • サイトやブログの規模に応じてディスク容量は選んだ方が良さげ。
  • 初心者にはオススメしづらい。

です。

そんなリトルサーバーでは、20日間の無料お試し利用が可能です。

この記事を見てリトルサーバーが気になった方や、安めのレンタルサーバーを検討中の方は、以下公式サイトのリンクから是非チェックしてみてください。

公式サイトのリンクリトルサーバー
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