ヘテムルは、月額880円〜利用することができ「超高速」をウリにしたレンタルサーバーです。ちなみに2021年のレンタルサーバー の国内シェア率に関して、HostAdvice.com調べで、ヘテムルは第6位と人気です。
この記事は、そんなヘテムルのベーシックプランについて、
- ヘテムルのベーシックプランの速さ。
- ヘテムルでテーマを変えた時の速さ。
- ヘテムルで設定を色々いじった時のスコア。
の内容です。
ヘテムルを検討中の方や、これからレンタルサーバーを使ってみようかな?という方はこの記事を参考にしてもらえたら嬉しいです。
他社のスピード比較の記事も記載しているので、併せてご覧ください。
目次
Pingdom Website Speed Testで試すテーマと条件
この記事では、ヘテムルのベーシックプランPingdom Website Speed Testというオンラインのスピード測定ツールでテストをしています。
Pingdom Website Speed Testは、計測したいサイトのURLを入力して「START TEST」を選択すると、速度のグレードと点数、ページの読み込み時間、他サイトとの比較、ページサイズ、リクエスト数が分かります。
で、この記事では以下3つのテーマで、記事はインストール直後の「Helle World!」の1記事のみ。そして、プラグインなどの追加は無しの状態で、それぞれ設定を変更して計測しています。
テーマ | バージョン |
---|---|
Twenty Twenty-One | 1.3 |
SANGO | 2.5.3 |
Cocoon | 2.2.9 |
Pingdom Website Speed Testの詳細については、以下の記事にまとめました。詳しくは以下の関連記事をご覧ください。
関連記事 サイトのスピードが測定できるPingdom Website Speed Testの特徴と調べる方法
ヘテムルのベーシックプラン
この記事では、ヘテムルのスタンダードプランでスピード測定を行なっています。
ヘテムルのベーシックプランは、月額880円〜 で利用でき、モジュール版PHPやHTTP/2に対応していたりと「超高速」で、自動バックアップにも対応しています。
このベーシックプランでこの記事では計測を行なっていますが、ヘテムルのそれ以外のプランについてや、特徴については以下の記事も併せてご覧ください。
関連記事 国内シェア第6位で高速のレンタルサーバー・ヘテムルの各プランの違いと特徴
各レンタルサーバーの速さの結果と各詳細記事
この記事で測定しているレンタルサーバー以外に、各社毎にSANGOやCocoonのテーマや、GoogleフォントをONにしてスピード測定をしています。
結局どれが速いの?
こんなお悩みのある方は、各測定結果を交えて解説していますので、各「測定記事」のリンクからご覧ください。
スピード測定結果のまとめ記事
ヘテムル × Twenty Twenty-One
Twenty Twenty-OneはWordPressをインストールすると標準で有効になっているテーマです。非常にシンプルなレイアウトとデザインです。
何もいじってない状態
ロード時間は317msと流石の速さで、スコアも A96とかなり速いスコアです。これだけでもウリにしている「超高速」の通りの結果です。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | A 96 |
Page size | 62.0KB |
Load time | 317ms |
Requests | 9 |
ヘテムル × SANGO
SANGOはサルワカさんが作った有料テーマで、シンプルなデザインながらメリハリの効いたデザインで人気のテーマです。
現在も鋭意開発が続いていて、ショートコード でスライダーやタブの設定が簡単にできたりと、どんどん便利になっています。
当サイトもSANGOを使用しています。
何もいじってない状態
ページのロード時間が1.31sと比較的速く、パフォーマンスグレードが A92 とテーマを変えてもそこまで大きな速度の低下はなりません。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | A 92 |
Page size | 234.8KB |
Load time | 1.31s |
Requests | 15 |
SANGOの高速化設定ON
SANGOのテーマには、「投稿/固定ページ内の画像を遅延読み込み」など高速化に関連する項目が5つあります。これらを全てONにすると、ロード時間は多少増加しますが、グレードが A93 とONにしていない時と比べ +1 上昇しています。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | A 93 |
Page size | 225.5KB |
Load time | 1.55s |
Requests | 14 |
Googleフォント適用時
Googleフォントを利用することで、他社のレンタルサーバーでもページサイズが大きくなる為、スコアが結構落ちるのですが、ヘテムルではそこまで大きく落ちず A92 と高いパフォーマンスを出せています。
このパフォーマンスなら、Googleフォントを使っても全然重い印象がなさそうです。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | A 92 |
Page size | 524.2KB |
Load time | 1.35s |
Requests | 26 |
ヘテムル × Cocoon
Cocoonはわいひらさんが作った高機能なWordPressのテーマです。しかも高機能ながら全て無料で使え、HTMLやCSSなどのコードを書かなくても管理画面で容易にカスタマイズできるので、使っている人を多く見かけるのも納得な人気のテーマです。
特に「高速化設定」がかなり良くできていて、この設定をONにするだけでかなり速くなります。
何もいじってない状態
Cocoonではロード時間も487msと速いスピードになっていますが、グレードのB81 と伸び悩む結果です。ちょっと、サーバー側のExpires headerや、gzipの設定に関するものが原因で伸び悩んでいる部分は気になります。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | B 81 |
Page size | 221.6KB |
Load time | 487ms |
Requests | 20 |
Cocoonの高速化設定ON
Cocoon設定をONにすると他社サーバーでのテストの時と同様ロード時間、パフフォーマンスグレード共に向上します。
ロード時間は速くなっていますが、ここでも「Add Expires headers」を中心にスコアが伸び悩む結果で、グレードが B83 となっています。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | B 83 |
Page size | 222.4KB |
Load time | 358ms |
Requests | 20 |
さいごに
全体的に非常に速い結果ですが、使用するテーマによってはExpires headers等サーバーサイドの設定はした方がヘテムルのスペックをさらに活かせることができそうです。
Cocoonでは100%のスペックを発揮していないんじゃ?的な結果でした・・・・。
実際に試していない為明言出来ませんが、テーマによってはExpires headersやgzip圧縮の機能をONにすると、より早くできる可能性がありそうです。
もちろんこれらの設定はデータが最新のものなのか、都度サーバーに問い合わせるためサーバー性能や通信している環境によっては、読込に時間が掛かる場合もあるので、テーマとの相性を見て試して方が良い感じです。
最後にこの記事をまとめると、
- ヘテムルのベーシックプランは超高速はその通りの速さ。
- 速さに比べ価格も手頃でGOOD。
- 使用するテーマによってはサーバー側の設定も必要。
です。
これからヘムテルを使ってみようかな?と考えている方や、検討中の方は以下の公式サイトのリンクからチェックしてみてください。