スターサーバーは比較的低価格で使えるレンタルサーバーで、日本マーケティングリサーチ機構が2021年3月期に行ったブランドのイメージ調査によれば、「WordPress利用者注目度」でNo1を獲得するなど、人気のレンタルサーバーです。
中でも一番人気のスタンダードプランは、月額440円〜 の低価格ながらも充実の機能で、データベースも複数使えるので、複数のサイト運営もできる優れものです。
この記事は、そんなスターサーバーのスタンダードプランについて、スピード測定を行い、
- スターサーバーのスタンダードプランの速さ。
- スターサーバーでテーマを変えた時の速さ。
- スターサーバーで設定を色々いじった時のスコア。
についての内容です。
レンタルサーバーを検討中の方や、スターサーバーについて調べている方はこの記事を参考にしていただけたら嬉しいです。
目次
Pingdom Website Speed Testで試すテーマと条件
この記事では、Pingdom Website Speed Testというオンラインのスピード測定ツールでテストをしています。
Pingdom Website Speed Testは、計測したいサイトのURLを入力して「START TEST」を選択すると、速度のグレードと点数、ページの読み込み時間、他サイトとの比較、ページサイズ、リクエスト数が分かります。
で、この記事では以下3つのテーマで、記事はインストール直後の「Helle World!」の1記事のみ。そして、プラグインなどの追加は無しの状態で、それぞれ設定を変更して計測しています。
テーマ | バージョン |
---|---|
Twenty Twenty-One | 1.3 |
SANGO | 2.4.2 |
Cocoon | 2.2.8.8 |
Pingdom Website Speed Testの詳細については、以下の記事にまとめました。詳しくは以下の関連記事をご覧ください。
関連記事 サイトのスピードが測定できるPingdom Website Speed Testの特徴と調べる方法
スターサーバーのスタンダードプラン
この記事では、スターサーバー のスタンダードプランでスピード測定を行なっています。
スタンダードプランは、月額440円(税込)から使える手軽さで、スターサーバーで選べるプランの中でもオススメNo1になっているプランです。
独自SSLを無料で使えたり、独自ドメインも無制限で使える以外にも契約後のプラン変更も可能で、使い勝手も良いプランです。
各レンタルサーバーの速さの結果と各詳細記事
この記事で測定しているレンタルサーバー以外に、各社毎にSANGOやCocoonのテーマや、GoogleフォントをONにしてスピード測定をしています。
結局どれが速いの?
こんなお悩みのある方は、各測定結果を交えて解説していますので、各「測定記事」のリンクからご覧ください。
スピード測定結果のまとめ記事
スターサーバー × Twenty Twenty-One
WordPress5.7でインストールをすると、標準で設定されているテーマでのTwenty Twenty-Oneです。非常にシンプルなレイアウトです。
何もいじってない状態
そのままの状態で A96 のパフォーマンスグレードで、ロード時間も216msと早いスコアです。
これは、エックスサーバー のX10プランと同等のスコアで、結構速い印象です。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | A 96 |
Page size | 65.2KB |
Load time | 216ms |
Requests | 9 |
スターサーバー × SANGO
サルワカさんが作ったWordPressテーマSANGOです。標準で使っていてもイケてるデザインのテーマで、カスタマイズもしやすい仕様です。
当サイトもSANGOを使用しています。
何もいじってない状態
SANGOのテーマを有効にした時のスコアで、ロード時間は増えていますが A92 と高いスコアです。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | A 92 |
Page size | 243.6KB |
Load time | 1.49s |
Requests | 15 |
SANGOの高速化設定ON
SANGOのテーマで設定できる高速化設定をONにすると、ロード時間が短くなり、グレードも A93 と若干上がっています。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | A 93 |
Page size | 231.9KB |
Load time | 1.21s |
Requests | 14 |
Googleフォント適用時
GoogleフォントのNotoSans JPをONにすると、ページサイズが倍程度になりますが、それでもロード時間にさほど影響がなく、速いスピードが維持できています。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | A 92 |
Page size | 532.9KB |
Load time | 1.14s |
Requests | 26 |
スターサーバー × Cocoon
Cocoonは無料で使えて高機能なWordPressテーマです。ノンコードでもいろんなカスタマイズができてしまう、便利なテーマです。
何もいじってない状態
CocoonをONにした状態でスコアこそ B89 になっていますが、ロード時間は353ms で結構速い数値です。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | B 89 |
Page size | 248.4KB |
Load time | 353ms |
Requests | 21 |
Cocoonの高速化設定ON
他のレンタルサーバーでも、Cocoonの高速化設定をするとかなり早くなります。例に漏れず、スターサーバーも早くなっています。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | A 97 |
Page size | 234.0KB |
Load time | 400ms |
Requests | 13 |
さいごに
スターサーバーのスタンダードプランは、他社のレンタルサーバー のミドルクラスのプランと同様以上に速く、この速さで月額440円〜 使うことができるので、非常にコスパの良いプランです。
最後に、この記事の内容をまとめると、
- スターサーバーのスタンダードプランは結構速い。
- スタンダードプランは価格も手頃でGOOD。
- テーマを色々変えても速いスコア。
です。
スターサーバーのスタンダードプランは、速さ以外にも必要な独自SSLなど必要な仕様です。気になった方は以下のリンクから公式サイトをチェックしてみてください。