レンタルサーバー・ロリポップ!各プランの違いと選び方 [2021年10月]

ココナラの価格比較のイラスト

GMOペパボ株式会社が運営するロリポップ!は、レンタルサーバーの老舗で信頼度の高い企業が運営するサービスならではの、充実した機能に加え、データベースを使ったサイトを構築できるプランが、月額275円から利用できる安価な費用も魅力です。

また、難しい横文字だらけではないマニュアルも充実しているので、これからブログを始めようとしているユーザーでも、安心して利用できると思います

そこで今回は、レンタルサーバー・ロリポップ!各プランの違いと選び方についてご紹介します。

2021年4月27日のアップデート

【1日転送量制限の緩和】
2021年4月27日より1日転送量制限を緩和
・エコノミープラン:50GB/日 → 200GB/日
・ライトプラン:100GB/日 → 500GB/日
・スタンダードプラン:200GB/日 → 700GB/日
・ハイスピードプラン:600GB/日 → 900GB/日
・エンタープライズプラン:800GB/日 → 1.2TB/日


【ディスク容量アップ】
2021年4月27日よりディスク容量を増量
・ライトプラン:100GB → 160GB
・スタンダードプラン:150GB/日 → 200GB/日


【価格変更】
2021年4月27日よりライトプランのみ変更
・12か月契約 275円(税込)/月→330円(税込)/月

各プランの初期費用

まずはじめに、ロリポップ!でかかる月額費用とは別に、各プランで初期費用が別途かかります。

エコノミー
ライト
スタンダード
ハイスピード
エンタープライズ
無料お試し期間 10日間 10日間 10日間 10日間 10日間
初期費用 1,650円 1,650円 1,650円 0 3,300円
契約期間ごとの月額料金
1ヶ月 110円 440円 660円 1,100円 2,530円
3ヶ月 110円 418円 660円 1,100円 2,530円
6ヶ月 110円 385円 550円 825円 2,200円
12ヶ月 110円 330円 550円 825円 2,200円
24ヶ月 110円 275円 550円 693円 2,200円
36ヶ月 110円 220円 550円 長期契約でお得!
550
2,200円

エコノミー・ライト・スタンダードの各プランは1,620円で、エンタープライズプランのみ初期費用が高く、3,240円となっていますが、

そしてハイスピードプランのみ、唯一無料です。

ですが、初期費用以外にも、契約期間によって月額費用が大きく異なる為、想定している契約期間の月額費用も見比べて検討しましょう。

ロリポップ!の各プラン

ロリポップ!の各プランは、月額利用料金が安い順に、エコノミー・ライト・スタンダード・ハイスピード・エンタープライズの5つです。

オススメは、ハイスピードプランになりますが、5つのプランの特徴についてご説明します。

かかかず
かかかず

まずは5つのプランについてご覧ください。

格安で利用できるエコノミープラン

ロリポップ!は評判の通り、価格が安くコスパの良いレンタルサーバーです。

これを象徴しているのが最安のエコノミープランで、月額110円〜 利用することができます

  • 月額110円〜 の価格で利用できる。
  • WordPressはできない

が、MySQLのデータベースを使用することができないので、WordPressを運用することができず、HTMLの静的ページでの運用が前提になるプランなので注意が必要です。

かかかず
かかかず

エコノミープランでは、WordPressはインストールできません。

お手頃価格のライトプラン

ライトプランは、月額220円〜 使えるプランで、ロリポップ!でユーザーが最も多いであろうと想像できる代表的なプランです。

このライトプランなら、MySQLのデータベースが1個使えるので、エコノミープランで利用できなかったWordPressを使えるようになり、EC-CUBEの通販用CMSも使えるようになります。

ロリポップ!に限らず、2000年前半相当の昔であれば多少不安材料があったかもしれませんが、現在使用していても「動作が重い」という印象がなく、普通に快適に使えるので、ある程度UU・PVが増えるまではこのプランを使うというのに最適なプランです。

実際に、ライトプランでどれだけのスピードが出るかについては、「Pingdom Website Speed Test」というスピード計測ツールで調べてみました。以下の記事がその検証の内容なので、併せてご覧ください。

関連記事 レンタルサーバー・ロリポップ!のライトプランでPingdomを使って速度を検証!どれくらいの速度なのか調べてみた。

ライトプランでも注意したい点

サイトのUUやPVが増えてきた場合、1つのデータベースで複数のサイトを運営するのは、表示速度の低下にもつながります。

  • 月額275円〜 の価格でWordPressも使える。
  • 通販用CMSのEC-CUBEも使える
  • PVが大幅に増えるまで使うのに最適なプラン

また、サイトの改修用にクローンのサイトを用意するステージング環境を構築する場合、1つのデータベースでは色々とやることがあるので面倒です。

その為、そういう運用をする場合は、ライトプランより上位のスタンダードプラン以上のプランが使いやすいと思います。

基本的なスタンダードプラン

スタンダードプランは月額550円 利用でき、50個のデータベースを使うことができるので、複数サイトを運用したい場合に最適なプランです。

  • 複数サイトの運用が可能
  • 電話サポートも受けられる

また、このスタンダードプラン以上は、電話サポートを受けることができるので、わからないことがあった場合にも安心ですが、長期契約をした場合、同じ月額の550円で使用できるハイスピードプランの方が、とにかく早く、安定性もあり、自動バックアップがつくので、特段の理由がない限りスタンダードプランでなく、ハイスピードプランを選択した方がいいと思います。

表示が速いハイスピードプラン

ApacheのWebサーバーと比較すると84倍の性能を持つ、LiteSpeedが使われているハイスピードプランは、月額550円〜 利用することができる、個人・法人問わず快適に使えるプランです。

  • LiteSpeedを利用した早さと安定性
  • スピードが早いことで色々な恩恵が得られる
  • もしもの時の自動バックアップも無料で利用可能

特にこのスピードは、とても大事とされるのは一般的に言われることですが、このスピードの早さによってユーザーの満足度を上げることだけでなく、圧倒的に表示が早くなることで、SEO対策にも有効です。

また、ECサイトのような場合、商品を見る⇄検討する⇄カートに入れる 等ページ遷移の多いサイトの場合、サイトの表示が早くなることでユーザーの離脱を減らすことができます。

また、WordPressを利用する場合、プラグインを色々と追加してしまうことによりサイトの動作に影響を来たすことがありますが、その場合もサーバーのスピードの補完によって、ストレスにならないレベルで使うことができます。

このように「スピードは正義」じゃありませんが、この早さによって得られる恩恵が非常に多いので、ロリポップ!で検討する場合ハイスピードプランは非常に良いプランとしてオススメできます。

ただし、月額550円〜 の最低価格は、3年以上の長期契約が条件になるので注意しましょう。

大規模なサイト向けエンタープライズプラン

エンタープライズプランは月額2,200円〜で、MySQLのデータベースの数や、独自ドメインの数が無制限で利用できます。また、自動バックアップもオプション料金300円がかからず無料で利用できる、文字通りコーポレートサイト などの大規模なサイト向けのプランです。

  • 大規模なサイト向けのプラン
  • 1つのプランで複数のサイトも規模によっては可能
  • オプションの機能も充実

ライトプランと比較するのがナンセンスかもしれませんが、想像ながら月間1,000,000PV以上のメディアなどに使えそうなイメージです。

ロリポップ!の特徴・良いところ

ロリポップ!の特徴や良いところについて、以下の3点です。

  • 抜群のコスパの良さ
  • 安定した稼働率
  • 大容量のディスク容量

この特徴について、順に解説していきます。

抜群のコスパの良さ

WordPressが使えるプランで、最安なもので月額220円〜 使えます。

安いだけだと他社のものにも同等程度の月額で利用できるものが色々ありますが、ディスク容量が160GBあり、きちんとした動作も担保しているのは、ロリポップ!の特徴です。

かかかず
かかかず

ロリポップ!の良さを一言で表すと「コスパの良さ」です。

安定した稼働率

ロリポップ!では、稼働率の実績を公開していますが、その数値は99.99%と高い稼働率を誇ります。

その他のレンタルサーバーの稼働率との比較は、以下のとおりです。

レンタルサーバー稼働率
ロリポップ実績99.99%
wpX speed非公開
ConoHa WING99.99%品質保証
Xserver実績99.99%
mixhost99.99%品質保証
さくらのレンタルサーバ実績99.99%
カラフルボックス非公開
ヘテムル実績99.99%
スターサーバー非公開
JETBOY非公開
リトルサーバー非公開

稼働率は、サーバーが正常に稼動してる割合を指しています。

1年は 365(日)×24(時間)=8760(時間) ですが、例えば、ロリポップの99.99%の場合「残りの0.01%=0.0001(%)」、つまり年間約53分程度サーバーがダウンして、サイト・ブログにアクセス出来ない状態とも言い換えられます。

他社のサーバーでは非公開としていますが、この数値は高い安定性を誇り安心して使える部分になっています。

大容量のディスク容量

他社のレンタルサーバーにも、例えば月額150円で使えるリトルサーバーなどWordPressが使える安いレンタルサーバーがありますが、ディスク容量が20GB程度と、小さめのディスク容量です。

一方、ロリポップ!はライトプランで160GB使えます。

とは言え、ファイルサイズの大きい動画や画像を多数使わない限り、そこまでディスク容量を使うことはありませんが、この大容量のディスク容量は安心して使える理由の一つです。

ロリポップ!の気になるところ

月額220円〜 とコスパの良いロリポップ!ですが、ちょっと気になるところがあります。

気になる点のイラスト

気になる点は以下の1つです。

ちょっと遅め?

ユーザーのクチコミや評判を見ていると、「遅い」という印象が多く目立ちます。何点か取り上げると以下の通りです。

実際にサイト表示のスピードを計測してみると、他社と比べても気になる結果です。

レンタルサーバー速さ(秒数)パフォーマンスグレード
ConoHa WING測定記事144msA 96
カラフルボックス測定記事192msB 90
Xserver測定記事203msA 96
スターサーバー測定記事216msA 96
mixhost測定記事226msB 90
リトルサーバー測定記事241msA 96
ヘテムル測定記事317msA 96
ロリポップ測定記事780msB 88
JETBOY測定記事974msB 90 
さくらのレンタルサーバ測定記事3.37sA 92
テーマ:Twenty Twenty-One / ツール:Pingdom

上記は最安のライトプランでの検証です。高速設定のLiteSpeedや、モジュール版PHPに対応してなかったりと、高速のハイスピードプランと比べてハンデがありますが、参考程度にご覧ください。

手始めにライトプランは最適

現在、当サイトとは別にロリポップ!のライトプランで月間45,000〜55,000PVの特化ブログを1年半程運営していますが、使っていて「動作が重いなぁ」と感じたことはありません。

かかかず
かかかず

動作は快適で安定してます。

そのサイトは趣味ジャンルのブログで、土日の午前と夕方以降にアクセスが集中しますが、その時間でも重くなることはなく、Page Speed Insightsでもなんら問題ないスコアなので、体感としても100,000PV程度までは、ライトプランで稼働できそうなイメージです。

なので、WordPressなどでサイトを作り、検索流入が増えてくる半年までなど、手始めの期間に無料でSSLも使え、月額275円の安い費用で使えるライトプランは非常にオススメです。

ロリポップ!

ホームページ・ブログ作成にLOLIPOP!

価格の安さは非常に大きなメリット。当サイトもLOLIPOP!を使って運用しています。

評価
おすすめ
ポイント
月額110円からの低価格
特徴 安くて動作も安定

ロリポップよりも高いレンタルサーバーと比較した場合、機能面やバックアップなどのオプション機能の手厚さでは劣りますが、個人のブログを運営するには全くもって十分な性能です。プランは、WordPressが使えるライトプラン以上がオススメです。

ロリポップ!の特徴と使ってみた感想

ロリポップ!は、月額費用や初期費用の安さが特徴のレンタルサーバーで、決して「安かろう・悪かろう」ではなく、WordPressも静的サイトも安定した運営が可能で、テストでゴリゴリ触ってみたい人にもオススメのレンタルサーバーです。

以下の記事には、ロリポップ!の特徴と中の人が使ってみた感想を書いていますので、気になる方はチェックしてみてください。

ロリポップ!のイラスト レンタルサーバー・ロリポップ!の特徴と使ってみた感想

あと、ロリポップ!ユーザーのクチコミや評判も見ておきましょう。

関連記事 Twitterで見るロリポップ!のクチコミや評判

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