レンタルサーバーのカラフルボックスは、無料でSSLを利用できるのはもちろんのこと、過去14日間の自動バックアップや、マニュアルやサポートも充実しているので、どのプランでも安心で使いやすいレンタルサーバーです。
このカラフルボックスでのスピードが気になり、8つのプランの中、月額968円〜使えるBOX2プランで、検証をしてみました。
この記事では、そんなカラフルボックスのBOX2プランについて、
- カラフルボックスのBOX2プランの速さ。
- カラフルボックスでテーマを変えた時の速さ。
- カラフルボックスで設定を色々いじった時のスコア。
の内容です。レンタルサーバーを検討中の方や、カラフルボックスをこれから使ってみようかな?という方はこの記事を参考にしてもらえたら嬉しいです。
WordPressテーマと併せて検証しているので、その辺も含めてご覧ください。
目次
Pingdom Website Speed Testで試すテーマと条件
この記事では、カラフルボックスのBOX2プランでPingdom Website Speed Testというオンラインのスピード測定ツールでテストをしています。
Pingdom Website Speed Testは、計測したいサイトのURLを入力して「START TEST」を選択すると、速度のグレードと点数、ページの読み込み時間、他サイトとの比較、ページサイズ、リクエスト数が分かります。
で、この記事ではWordPressの5.7.2のバージョンと以下3つのテーマで調べました。記事はインストール直後の「Helle World!」の1記事のみ。そして、プラグインなどの追加は無しの状態で、それぞれ設定を変更して計測しています。
テーマ | バージョン |
---|---|
Twenty Twenty-One | 1.3 |
SANGO | 2.4.2 |
Cocoon | 2.2.8.8 |
Pingdom Website Speed Testの詳細については、以下の記事にまとめました。詳しくは以下の関連記事をご覧ください。
関連記事 サイトのスピードが測定できるPingdom Website Speed Testの特徴と調べる方法
カラフルボックスのBOX2プラン
カラフルボックスは、初期費用無料で月額528円から利用可能なレンタル サーバーです。
他社のレンタルサーバーと比べると、メール、チャットでの問い合わせと、上位プランでは電話にも対応していたりとサポート体制が充実しています。また、これに加えて、WordPressの初期設定などを行ってくれる「あんしんスタート」が有料オプションで選べます。
このカラフルボックスの選べる8つのプランの中、BOX2という月額968円〜利用できるプランでスピード測定をしていますが、各プランの違いや特徴については以下の記事をご覧ください。
関連記事 レンタルサーバー・カラフルボックスの各プランの違いと特徴
各レンタルサーバーの速さの結果と各詳細記事
この記事で測定しているレンタルサーバー以外に、各社毎にSANGOやCocoonのテーマや、GoogleフォントをONにしてスピード測定をしています。
結局どれが速いの?
こんなお悩みのある方は、各測定結果を交えて解説していますので、各「測定記事」のリンクからご覧ください。
スピード測定結果のまとめ記事
カラフルボックス × Twenty Twenty-One
Twenty Twenty-Oneは、WordPressインストール時に適用されているシンプルなレイアウトのテーマです。
かなりシンプルなテーマと、カラフルボックスのBOX2プランでのスコアです。
何もいじってない状態
「Compress components with gzip」と表示され、カラフルボックスの初期値はgzip圧縮がONになっていないようです。
これが多少足を引っ張り、パフォーマンスグレードが B90 となっていますが、ロード時間が192msと体感では気にならない速さです。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | B 90 |
Page size | 49.2KB |
Load time | 192ms |
Requests | 9 |
カラフルボックス × SANGO
Googleのマテリアルデザインがところどころに採用された、WordPressの有料テーマSANGOです。
カスタマイズも管理画面から簡単で、SEOの内部最適化もされているのでSEO系のプラグインも不要なので、非常に使いやすいテーマです。
当サイトもSANGOを使っています。
何もいじってない状態
ページサイズが大きくなる分、ロード時間が増加しますが B86 とそこそこの速さが出ます。
ここでもgzipがONになっていない為、スコアにも影響し、ちょっと惜しい気がします。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | B 86 |
Page size | 221.3KB |
Load time | 1.17s |
Requests | 15 |
SANGOの高速化設定ON
SANGOのテーマで設定できる高速化設定をONにすると、ロード時間は変わりませんがパフォーマンスグレードが B87 に向上しています。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | B 87 |
Page size | 212.7KB |
Load time | 1.17s |
Requests | 14 |
Googleフォント適用時
これもSANGOのテーマのカスタマイズでできるGoogle Fontで、Noto Sans JPをONにした場合のスコアです。
ファイルサイズが大きくなりますが、ロード時間はさほど変わらずのスコアになっています。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | B 86 |
Page size | 454.5KB |
Load time | 1.17s |
Requests | 22 |
カラフルボックス × Cocoon
Cocoonは、無料ながら高機能なWordPressのテーマです。カスタマイズも容易で、いろんなことができてしまう優れものです。
何もいじってない状態
何もいじっていない状態でのスコアは B85 と速いとは言いづらい部分ですが、ロード時間が速いので、遅いという印象は全くないと思います。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | B 85 |
Page size | 227.5KB |
Load time | 335ms |
Requests | 20 |
Cocoonの高速化設定ON
Cocoonのテーマで設定できる高速化をONにすると、パフォーマンスグレードのスコアが目立って上がります。
その為、Cocoonを使う場合は是非とも高速化設定は全てONにした方が良さそうです。
項目 | スコア |
---|---|
Performance grade | A 93 |
Page size | 222.6KB |
Load time | 551ms |
Requests | 12 |
さいごに
カラフルボックスのBOX2プランはそこそこの速さでしたが、PVがUUの集まらないはじめの頃はこのプランでスタートするにはちょうど良いスペックと金額です。
そしてプランのアップグレードも即時可能なのも、カラフルボックスの特徴なので、サイトやブログの成長に合わせて使うには最適なプランです。
関連記事 レンタルサーバー・カラフルボックスの各プランの違いと特徴
最後に今回の記事をまとめると、
- カラフルボックスのBOX2プランはそこそこ速い。
- BOX2プランは途中でアッププラン前提ならGOOD。
- 高速化ができるならBOX2プランでもOK。
です。
カラフルボックスが気になった方は、30日間無料お試しの利用ができるので、以下の公式サイトのリンクからチェックしてみてください。