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目次

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フォーム

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JavaScriptの.closest()で要素外をクリックしたら閉じるフローティングメニュー

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.closest()

JavaScriptの.closest()で要素外をクリックしたら閉じるフローティングメニュー

JavaScriptの.closest()で要素外をクリックしたら閉じるフローティングメニュー

今回の記事は、以前作成した以下UIをベースに「よりユーザーフレンドリーな動き」をJavaScriptで付けます。

フローティングメニュー JavaScriptの.toggle()で画面右下に追従するフローティングメニュー

と言っても、メニュー要素外をクリックした時にメニューが閉じるだけなのですが、これだけでユーザーの体験が変わるので、是非参考にしてみてください。

.closest()

JavaScriptの .closest() は、この要素とその親に(文書ルートに向かって)、指定された CSS セレクターに一致するノードが見つかるまで探索するメソッドです。

.closest(selectors)

文字だけだとかなり伝わりづらいメソッドですが、「closest」を直訳すると「最も近い」の意味です。ので、ざっくり言うと親要素を取得するメソッドで、指定した「タグ・属性」を持つ親要素を瞬時に探し出せます。

詳しくは、毎度おなじみ MDN さんが非常にわかりやすいので参考にしてみてください。

参考 Element.closest()mdn web docs_

要素外をクリックしたら閉じるフローティングメニューのサンプル

早速サンプルです。

この記事の右下に表示されている丸い「+」のついたUIがフローティングメニューで、スクロールしても追従してくれます。そして、クリックすると、2つのメニューが上に表示され、メニュー外のどこかをクリックすると、表示されたメニューが格納されます。

実際の動きは以下の動画のようになります。

メニュー1

メニュー2

かかかず
かかかず

枠外クリックで非表示になるのは、ユーザーライクな挙動です。

実装の手順と方法

手順と方法

コードの解説の前に、この記事のサンプルUIの実装手順と方法について解説していきます。

HTMLを記述

まずは、以下のHTMLタグを任意の場所に記述します。

ページ下部に固定で配置するUIなので、なるべく下部の方に構文的にはキレイな感じです。

<div id="floatingMenu" class="notshow">
  <div class="flObj top">
	  <p>メニュー1</p>
    <a><i class="fas fa-list-ul"></i></a>
  </div>
  <div class="flObj middle">
	  <p>メニュー2</p>
    <a><i class="fas fa-list-ul"></i></a>
  </div>
  <div id="flObgToggle" class="flObj bottom">
    <a></a>
  </div>
</div>
JavaScriptを記述

次に、JavaScriptでSwiperのオプションを記述します。

コードは <body>〜</body>で、</body> の閉じタグ(クロージングタグ)の前に記述しましょう。

// クリックで処理開始
document.getElementById('flObgToggle').addEventListener('click', () => {
  // 親要素のトグルを操作
  const flWrapper = document.getElementById('floatingMenu');
  flWrapper.classList.toggle('notshow');
});

// 要素外をクリックで非表示
document.addEventListener('click', (e) => {
  if(!e.target.closest('div#floatingMenu')) {
    console.log("外側をクリックしました。");
	 const flWrapper = document.getElementById('floatingMenu');
  flWrapper.classList.add('notshow');
  } else {
    console.log("内側をクリックしました。")
  }
})
CSSを記述

最後にCSSを記述して、見た目を整えれば完成です。

/*親要素 */
#floatingMenu {
    position: fixed;
    bottom: 90px;
    right: 18px;
    display: flex;
    flex-direction: column;
    gap: 18px;
    z-index: 2;
}
/* 子要素 */
.flObj {
    display: flex;
    align-items: center;
    justify-content: flex-end;
    gap: 15px;
    transition: all 0.5s ease;
    position: relative;
}
/* 子要素のテキスト */
.flObj p {
    margin: 0;
    background: #FFF;
    padding: 12px 20px 11px;
    font-size: 0.9rem;
    border-radius: 3px;
    position: relative;
    filter: drop-shadow(0px 0px 3px #ccc);
}
.flObj p:after {
    content: "";
    position: absolute;
    top: 50%;
    left: 100%;
    margin-top: -10px;
    border: 10px solid transparent;
    border-left: 10px solid #FFF;
}
/* 子要素のリンク */
.flObj a {
    background: #6bb6ff;
    width: 54px;
    height: 54px;
    display: flex;
    align-items: center;
    justify-content: center;
    border-radius: 9999px;
    box-shadow: 0 0 6px 0 rgb(0 0 0 / 10%), 0 4px 5px 0 rgb(0 0 0 / 16%);
    position: relative;
    font-size: 1.2rem;
}
.flObj.middle .wpulikefixed {
	 transition: 0.3s;	
}
/* aタグのhover時 */
.flObj.top a:hover, .flObj.middle a:hover {
    opacity: 0.8;
}
/* FontAwesomeアイコンのスタイル */
.flObj a i {
    color: #FFF;
}
/* +アイコン */
.flObj.bottom a:before {
    content: "\f068";
    position: absolute;
    z-index: 1;
    top: 50%;
    left: 50%;
    transform: translate(-50%, -50%);
    font-family: "Font Awesome 5 Free" !important;
    font-weight: 900;
    color: #FFF;
}
/* クリック後の親要素 */
#floatingMenu.notshow {
    gap: 0;
}
/* クリック前の各メニュー */
div#floatingMenu.notshow > .flObj.top, div#floatingMenu.notshow > .flObj.middle {
    gap: 0;
    margin-bottom: -54px;
}
/* クリック前のテキスト */
div#floatingMenu.notshow > .flObj.top p, div#floatingMenu.notshow > .flObj.middle p {
    display: none;
}
/* クリック前のメニューの影 */
div#floatingMenu.notshow > .flObj.top a, div#floatingMenu.notshow > .flObj.middle a {
    box-shadow: 0 0 2px 0 rgb(0 0 0 / 15%), 0 1px 2px 0 rgb(0 0 0 / 22%);
}
/* クリック前のFontawesomeアイコン */
div#floatingMenu.notshow .flObj.bottom a:before {
    content: "\f067";
}
かかかず
かかかず

これで完成です!

ざっくりとしたコードの解説

コードは、HTML・JavaScript・CSSの3種類です。

HTMLは「フローティングメニュー」のUIで、JavaScriptは「フローティングメニューの親要素のclass名の操作」がメインです。そして、CSSが「レイアウトと見た目を整える」で、メニューの並びはこのCSSで整えます。

この3つのコードについて、順に解説していきます。

HTML

HTMLは、「floatingMenu」のid名がつく親要素の中に、「flObj」のclass名を持つ要素がメニューで、全部で3つ入れ子で格納されています。

<div id="floatingMenu" class="notshow">
  <div class="flObj top">
	  <p>メニュー1</p>
    <a><i class="fas fa-list-ul"></i></a>
  </div>
  <div class="flObj middle">
	  <p>メニュー2</p>
    <a><i class="fas fa-list-ul"></i></a>
  </div>
  <div id="flObgToggle" class="flObj bottom">
    <a></a>
  </div>
</div>

各メニューの要素には、p タグのテキストと a タグのリンクでできていて、a タグにはFontawesomeの i タグを入れています。

JavaScript

JavaScriptjは、「flObgToggle」のid名を持つボタンをトリガーにして .addEventListener のクリックで処理を行います。

処理が開始すると、「floatingMenu」のid名がつく親要素のclass名「notshow」をON・OFFのトグルで付け替えします。

// クリックで処理開始
document.getElementById('flObgToggle').addEventListener('click', () => {
  // 親要素のトグルを操作
  const flWrapper = document.getElementById('floatingMenu');
  flWrapper.classList.toggle('notshow');
});

// 要素外をクリックで非表示
document.addEventListener('click', (e) => {
  if(!e.target.closest('div#floatingMenu')) {
    console.log("外側をクリックしました。");
	 const flWrapper = document.getElementById('floatingMenu');
  flWrapper.classList.add('notshow');
  } else {
    console.log("内側をクリックしました。")
  }
})

そして、要素外をクリックした時のイベントは .addEventListener() のクリックで発動し、if文の条件分岐で処理内容を分けています。

コードはこれだけで、class名の付け替えを行うトグルに準じて、CSSで見た目の変化を付けていきます。

CSS

CSSは、フローティングメニューのクリック前・後で記述内容が分かれていきます。

各コードはコメントアウトの通りですが、クリック前は親要素「#floatingMenu」に「.notshow」のclass名がついています。

/*親要素 */
#floatingMenu {
    position: fixed;
    bottom: 90px;
    right: 18px;
    display: flex;
    flex-direction: column;
    gap: 18px;
    z-index: 2;
}
/* 子要素 */
.flObj {
    display: flex;
    align-items: center;
    justify-content: flex-end;
    gap: 15px;
    transition: all 0.5s ease;
    position: relative;
}
/* 子要素のテキスト */
.flObj p {
    margin: 0;
    background: #FFF;
    padding: 12px 20px 11px;
    font-size: 0.9rem;
    border-radius: 3px;
    position: relative;
    filter: drop-shadow(0px 0px 3px #ccc);
}
.flObj p:after {
    content: "";
    position: absolute;
    top: 50%;
    left: 100%;
    margin-top: -10px;
    border: 10px solid transparent;
    border-left: 10px solid #FFF;
}
/* 子要素のリンク */
.flObj a {
    background: #6bb6ff;
    width: 54px;
    height: 54px;
    display: flex;
    align-items: center;
    justify-content: center;
    border-radius: 9999px;
    box-shadow: 0 0 6px 0 rgb(0 0 0 / 10%), 0 4px 5px 0 rgb(0 0 0 / 16%);
    position: relative;
    font-size: 1.2rem;
}
.flObj.middle .wpulikefixed {
	 transition: 0.3s;	
}
/* aタグのhover時 */
.flObj.top a:hover, .flObj.middle a:hover {
    opacity: 0.8;
}
/* FontAwesomeアイコンのスタイル */
.flObj a i {
    color: #FFF;
}
/* +アイコン */
.flObj.bottom a:before {
    content: "\f068";
    position: absolute;
    z-index: 1;
    top: 50%;
    left: 50%;
    transform: translate(-50%, -50%);
    font-family: "Font Awesome 5 Free" !important;
    font-weight: 900;
    color: #FFF;
}
/* クリック後の親要素 */
#floatingMenu.notshow {
    gap: 0;
}
/* クリック前の各メニュー */
div#floatingMenu.notshow > .flObj.top, div#floatingMenu.notshow > .flObj.middle {
    gap: 0;
    margin-bottom: -54px;
}
/* クリック前のテキスト */
div#floatingMenu.notshow > .flObj.top p, div#floatingMenu.notshow > .flObj.middle p {
    display: none;
}
/* クリック前のメニューの影 */
div#floatingMenu.notshow > .flObj.top a, div#floatingMenu.notshow > .flObj.middle a {
    box-shadow: 0 0 2px 0 rgb(0 0 0 / 15%), 0 1px 2px 0 rgb(0 0 0 / 22%);
}
/* クリック前のFontawesomeアイコン */
div#floatingMenu.notshow .flObj.bottom a:before {
    content: "\f067";
}

さいごに

今回のUIは、モバイルのようなスクリーンサイズがあまり取れない時、インタラクションな表示・非表示でいろんなメニューを表示できるので、便利です。

使えそうな場合や、フローティングメニューを作る際、是非参考にしてみてください。

UI

  • 他のウィンドウが開くことができないポップアップのUIです。

    モーダル

    モーダル

  • 並列な関係を持つ情報を1つずつ格納するUIです。

    タブ

    タブ

  • サイドから全体を覆うほど大きいメニュー表示するUIです。

    ドロワー

    ドロワー

  • 画像などのコンテンツをスライド表示させるUIです。

    スライダー

    スライダー

  • スクロールで表示が変化するスニペットです。

    スクロール

    スクロール

  • クリックすると隠れていた部分が開閉するUIです。

    アコーディオン

    アコーディオン

  • ページのhタグを取得して目次を生成するスニペットです。

    目次

    目次

  • ページの読み込み時にアニメーションをするスニペットです。

    ローディングアニメーション

    ローディングアニメーション

  • マウスオーバーした際に表示される補足説明です。

    ツールチップ

    ツールチップ

  • ページ内上部にあるナビゲーションUIです。

    ヘッダー

    ヘッダー

  • 行と列の組み合わせでできているUIです。

    テーブル

    テーブル

  • データを表やグラフで可視化して見せるUIです。

    グラフ

    グラフ

  • 背景をアニメーションで動かすスニペットです。

    背景

    背景

  • 短いテキスト情報をスクロール表示するUIです。

    ニュースティッカー

    ニュースティッカー

フォーム

  • ラジオボタン、チェックボックス、ドロップダウンリストなどを通じて、ユーザーが入力できるUIです。

    フォーム

    フォーム

文字

  • 文字列をJavaScriptで装飾・動きをつけるスニペットです。

    文字の装飾

    文字の装飾

  • 文字列の操作をして、置換・変更を行うスニペットです。

    文字の操作

    文字の操作

  • 文字列をカウントして表示などを行うスニペットです。

    文字のカウント

    文字のカウント

  • 数字の要素を取得して、変更するスニペットです。

    数字の操作

    数字の操作

ウィンドウ

classの操作

  • 要素を取得して、classを追加・削除するスニペットです。

    classの操作

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要素の操作

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  • openBDのAPIを取得して表示するスニペットです。

    openBD

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画像・動画

  • 画像を取得して、アニメーションなどの変化を加えるスニペットです。

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